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「さっきエーミールがカツアゲされてんの見てたんけど、関わるのめんどくさそうやし隠れててん。けど、うまそうな話題になったからちょっと……」
「抗えんかってんな本能に！ じゃあトントンも行く？」
「行くわ。場所そっち方面なん？」
「わからへん！！」
「……案内してくれるとこ、ないの？」
そんなこんなで隠れていたトントンもコネシマに誘われ、一緒に“しゃぶしゃぶ泡姫”へと向かうことにするも、結局場所はわからないままだ。そんなことを表情や動作で察したトントンは機転を利かせ、一同は案内所を探すことにした。
「……わたしたちどっちから来たっけ」
「えっ。迷子ってやつ！？」
「俺たち、迷宮に囚われの身……？」
「あばばばばば」
「あぁ怖いよ〜！ 怖いよぉ〜！！」
「逆に冷静になるまであるなこれ」
「おいお前ら、あっちに案内所の看板が──え、えぇ！？！ エミさん！！！」
「え、どした？ なになになに？」
「頭にヤバいもん乗ってる！！！」
「ほんまや！！」
だが、あたりはネオン街で同じような景色ばかり。皆は迷子なことに焦るが、唯一トントンは冷静に辺りを見渡すと、無料案内所の看板を発見する。それを伝えようとコネシマたちの方に振り返ると、エーミールの頭の上にミソが乗っていた。
どうしてこうなったのかは本人もわからないが、手元に拭くものがないためしばらくはこのにおいと付き合うことになるのだろう。……Aはこっそりとエーミールから少し距離をとり、トントンの横に付くことにした。
そんな騒ぎがありつつ、一同はトントンが見つけてくれた案内所の看板の方へ向かう。
見つけたのは、確かに案内所とは書かれているが1坪ほどの狭い空間でなにやら怪しい雰囲気がする。おそるおそる中へ入ると、小さいテーブルとその向こうに1人のしわくちゃな老婆が愛想笑いをしているのが見えた。
「なんかこわい」
「こんなとこの無料案内所なんてこんなもんやで。場所聞いてくるわ」
コネシマが老婆の元へ行き、残った者は話をしている様子を外から様子を伺う。1分もしないうちに戻ってきたかと思うとどこか引きつった笑みを浮かべているような気がした。
「どうしたの」
「いや、なんでもない。あそこの路地を右に曲がるらしい」
「右？」「右！？」
「真っすぐって言ってなかった？」
「あれ真っすぐだっけ」
「お前お婆ちゃんの顔もっかい見にいったら」
「なぜ顔」
「ちょ、もっかい見てくるわ」
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真白(プロフ) - ふらんさん» はじめまして！いつも楽しんでお読みいただけていることが作ってよかったです……幸せです……リクエストありがとうございます！『消えるなrbr』ですね、考えてみます！コメントありがとうございました！！ (2023年1月14日 20時) (
レス) id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - 管理人さん» はじめまして！わたしもなければ作るしかねえ！の気持ちで作ったので同じ気持ちの方がいらっしゃってよかったです(^○^) リクエストありがとうございます！！『夢現回廊』いいですよね〜〜…考えてみます！コメントありがとうございました！ (2023年1月14日 20時) (レス) id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
ふらん(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく作品を読ませて頂いております。リクエストで可能であれば｢消えるなrbr｣をお願いします！作品の更新を毎回楽しみにしております！陰ながら応援しております…！ (2023年1月13日 0時) (レス) @page19 id: 2aa3e97e3f (このIDを非表示/違反報告)
管理人(プロフ) - 初コメ失礼します！！夢主がいたらこんな感じになっていたのかもしれないと言った話をずっと読みたかったんで嬉しいです！！もし可能なら我むつ式TRPGの夢現回廊がみたいです！ (2023年1月12日 23時) (レス) @page19 id: af5b844ff4 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - 推しが尊すぎるSky(Rei)さん» はじめまして。うれしいコメントありがとうございます！！ がんばります！ これからもよろしくお願いします(OvO) (2022年12月1日 9時) (レス) @page2 id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
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