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「罪状。最初にともに逃げようと確認し合ったはずがたった1人で逃げ、自分だけ助かったという悪行！ これを法廷で裁きたいと思います」
告発者、コネシマが発言をするが、トントンの表情は変わらない。むしろその告発によって勝利を確信したかのような目に光ったようにも思える。だがしかし、コネシマには仲間がいるのが強みなのだ。
コネシマの発言が途切れると、次は被告人であるトントンが反論した。
「私は確かに1人で逃げました。しかし、状況をよく思い出していただきたい。率先してコネシマ、鬱などは1人で逃げようとしました。僕が一番先に裏切ったのではなく、君らが裏切ったので僕も裏切ったのだということです！」
「なるほどねぇ」
「でも大先生は結果的にゾムたちと行ったから」
「いや、結果的に行ったんちゃうでしょ？ 逃げようとして見つかったから行ったんでしょ？ 見つかってなかったら絶対同じように逃げてましたよ！！」
トントンの反論はまさに正論と言っていいほどきれいな返しだった。その後のコネシマの返しは心なしか声が細くなり覇気がなくなっている。そんな状態を見かねて鬱先生は進言をする。
「……最早判決の時では？」
その一言で多数決へ移ることとなった。
「俺はトントン有罪やと思う！！」
「ロボロと？」
「有罪か無罪だけやったら有罪で」
「エーミールと……大先生は？」
「私は彼が無罪だと信じています」
「あれ！？ じゃあAさんは？」
「わたし参加していいんだ」
「もちろん」
「まあこれは無罪ですね」
「意外と俺にも仲間おる……！！」
「はい、有罪」
「なんでゾムもおんねん」
結果、ロボロ、エーミール、ゾムの票により有罪となった。これはともに苦しい思いを分かち合った仲間の力だ。トントンの反論は見事なものだったが、その強い思いを打ち破ることはできなかった。
長く辛く苦しい食害を耐え、1人逃げた者を成敗し、永久にも思えた夜が明ける。トントンの家の窓から見える朝焼けがコネシマ、ロボロ、エーミール、ゾム、……まあ一応、無罪に入れたが被害者である鬱先生とAには、勝利を祝福しているように思えたかもしれない。
これにて我々式TRPG『その男、食害』が終了したかに思えたが……
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「まぁ、ここで有罪だった方は被害者の数だけ罰ゲームがあります」
「ブッッッ」
「草」
「…………え？」
今回、GMを担当してくれていたショッピの一言で空気が一変する。
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真白(プロフ) - ふらんさん» はじめまして！いつも楽しんでお読みいただけていることが作ってよかったです……幸せです……リクエストありがとうございます！『消えるなrbr』ですね、考えてみます！コメントありがとうございました！！ (2023年1月14日 20時) (
レス) id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - 管理人さん» はじめまして！わたしもなければ作るしかねえ！の気持ちで作ったので同じ気持ちの方がいらっしゃってよかったです(^○^) リクエストありがとうございます！！『夢現回廊』いいですよね〜〜…考えてみます！コメントありがとうございました！ (2023年1月14日 20時) (レス) id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
ふらん(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく作品を読ませて頂いております。リクエストで可能であれば｢消えるなrbr｣をお願いします！作品の更新を毎回楽しみにしております！陰ながら応援しております…！ (2023年1月13日 0時) (レス) @page19 id: 2aa3e97e3f (このIDを非表示/違反報告)
管理人(プロフ) - 初コメ失礼します！！夢主がいたらこんな感じになっていたのかもしれないと言った話をずっと読みたかったんで嬉しいです！！もし可能なら我むつ式TRPGの夢現回廊がみたいです！ (2023年1月12日 23時) (レス) @page19 id: af5b844ff4 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - 推しが尊すぎるSky(Rei)さん» はじめまして。うれしいコメントありがとうございます！！ がんばります！ これからもよろしくお願いします(OvO) (2022年12月1日 9時) (レス) @page2 id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
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