なんでそこにいるの？ 2 (ページ8)

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テイク8 ページ8

A サイド

キムテヒョンさん…いや、Vさんが急にやってきて

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急に話しだすから私は心の準備なんて出来てなくて

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感情のコントロールなんて出来ずに

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涙を溜めてしまった。

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泣きたく無いと思えば思うほど涙は止まらなくて

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テヒョンさんが私の事をすごく思ってくれていたのだと

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テヒョンさんはわたしを美しいと言ったのだと

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頭の中でぐるぐるしていた

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今日限りかもしれない

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その思いで私も素直に打ち明けた

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『愛しているのかもしれません』

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『いや、愛してます』

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遠回りだけど、確実に今私はテヒョンさんに

告白をしている状態

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TH「僕達、報われるといいですね」

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TH「こんな仕事だからこそ」

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TH「遅くはなるかもしれないけど、いつか報われて」

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TH「素晴らしい未来を築けたら良いですね」

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そう言って、テヒョンさんは

TH「すみません急に」

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と、部屋を出ようとする

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『頑張ってください』

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TH「え？」

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『応援してますから、頑張ってください』

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TH「ふふっ。はい。イさんも。応援してます」

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ニヒっと笑うテヒョンさんと別れを告げた

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もうそこにテヒョンさんはいないのに

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私はまた涙を流して

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『………サヨウナラ』

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と、崩れ落ちた