僕の3年を返して ページ4
「それからさ、言わないつもりだったんだけど、なんかジミンくんには言っちゃうわ」
「なんでも聞きますよ、聞くだけです」
「ふふ、うん。
実はさ、アイツ浮気してたの、3年前くらいから
気づいてないと思ってたと思うけど
たまたま2人でいるとこ見ちゃって、まさかと思ったけど、
それからアイツと私の関係も明らかに変わっていったし…
それからレスだったの、
なんか、気づいた時から気持ちがなくなって
それなのになんで付き合ってたのか?って思うでしょ
自分でも分からないの
でも明らかに変わっていくお互いに向き合うことが出来なかった、
いっその事向こうから別れ話してくれたらいいのにって
何度も思いながら、それを言わないのがアイツがせめてもの私への償いだと思ってるんじゃないかなとか、
それに、浮気されてる自分が惨めで、知ってて別れるって言うのは自分のプライドが許さなかったの
そんな感じで3年過ぎてた」
「それは許せないです!3年前に話してくれたら僕がボコボコにしてますよ!」
「温和なジミンくんがボコボコだなんてしちゃダメよ」
「Aさんのためだからできるんです!
はじめのの3年は分からないですけど、
後の3年はほんとに無駄です!なんか悔しい!」
「なんでジミンくんが悔しいのよw」
「なんか、僕イライラしてきました!」
「はい?w」
「Aさんのイライラが僕にうつりました!」
「なんかほんとごめん、」
「許せないです!」
「申し訳ないと思うんだけど、でも私はほんとスッキリしちゃった!恥ずかしいやら悲しいやら、誰にも言わないつもりだった話までしちゃったから、もう、完全吹っ切れた!
私、意外と全然平気だ!」
「僕が平気じゃなくなっちゃったんですけど」
「じゃあ、次はジミンくんの話聞きます!ごめんなさい!」
「先輩、今日ぜんぜん酔ってないし」
「そんな拗ねないでよ、可愛いw」
「可愛いとか、26の男が言われても嬉しくないです!
かっこいいがいい!」
「あらあら、珍しくジミンくんが酔ってます?
カトクに住所入れといてねw」
「先輩はもっと愛される人です、愛されるべきだ!」
「そりゃどうも、そんな人と出会えるのかな?いまはちょっと考えられないな」
「出会えます!出会ってるかもですし!
僕みたいな人なんてオススメです!」
「ふふふ、ほんと酔ってるよね、テヒョンくん呼ぼうか?」
「テヒョンみたいなふわふわした男子がお好みですか?」
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作者名:アキ | 作成日時:2022年4月10日 15時