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貴方 side
「 正直綺麗な子なんていくらでも…」
TH「 は？ヌナは俺が顔でヌナのこと選んだって思ってんの？」
「 いやはいすみません………調子に乗りました…私程度の顔ですみません………」
TH「 …はあ」
ていうかなんか雰囲気違くない？え？これがマジの素なの？メンバーがたまあに出るって言ってたブラックキムテヒョン？？？
…自分の髪をぐしゃぐしゃっと撫でたあと、テヒョンはこちらを見るや否や、その大きな両手で私の頬を包んだ。
TH「 好きだよ、この綺麗な顔も。だけどそれだけじゃなくて、面倒見がいいところも意外とガサツなところも、まだまだ俺の知らないヌナがいるところも。どこまでも知りたくなるんだ、好きだから」
「 ……………ま、」
TH「 …ヌナ？」
私を見つめる大きな瞳が、痛いくらい、優しい。
柔らかく弧を描いた唇、若干崩れた髪、白くて綺麗な肌、くるっと上がったまつげ、小さな顔、
「 ま…眩しい………」
TH「 ぷっ、あはははっ…！なに？(笑)僕そんなにかっこいい？ふふっ、」
僕かっこいい？って小首を傾げて私を覗き込む、あざといテヒョンに、胸が煩いくらいキュンキュン鳴る。
あーカワイイ。何この生き物可愛すぎる。
全くもって同じ人類とは思えない綺麗なお顔を、くしゃっとして笑う姿もまた可愛くて、テヒョンらしい考え方も、なんか…可愛くて。
ああ私、好きなんだなって。女の勘が言ってるんだ。
TH「 いひひ、変なヌナもカワイイね」
今私の目の前で笑うこの人が、スウェットを着て少し髭を生やしたキムテヒョンのことが、好きだ。
…あーあ、気づいちゃった
想いに気づいてしまえば、一挙手一投足が愛おしくて、もうなんなら息をしてるだけで嬉しい。
ねえ、前に言ったよね私。
あなたがステージに立つ姿が好きだって、あくまでもファンだって。
でも今、私という人間が見る世界で、あなたがそうやってバカみたいに笑ってるだけで幸せだと分かったの。
バンタンのVをもうあくまでも、テヒョンの一部だとしか思えなくなっちゃった。
TH「 ヌナ、僕頑張るね」
「 え、」
TH「 いつかは、仕事じゃなくてヌナの意思で、僕の手を握り返して欲しいから」
バカだな私…
どんなに拒否したって、結局テヒョンのこと好きになるんだから。
TH「 ヌナ、僕の心に入ってきて」
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愁(プロフ) - noenunaさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます^^ 帰国したばかりで心身共に疲れ果てていたのですが一気に元気になった気分です…そしてまさか共感してもらえる日が来るとは…これからも更新頑張ります；； (2019年10月30日 18時) (
レス) id: 5c1877f0f8 (このIDを非表示/違反報告)
noenuna - コメント失礼致します。本当に楽しく読みました。設定も凄く面白いです。何より主人公に共感できることがあまりに多く、虜になってしまいました。私も個人的に思うところがあり、勝手に作者様に対しても共感しております。更新を心から楽しみにしています。 (2019年10月29日 16時) (レス) id: f54cd9864f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁 | 作成日時：2019年9月22日 18時
