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貴方 side
JN「 A」
「 はい？」
首根っこを掴まれて、ジンオッパに連れて行かれる。
少し暗い顔して戻ってきたテヒョンが気になったけれど、今は私の首の方が心配だ。
「 私のこと猫だとでも思ってるんですか？」
JN「 はいはいすんませんね」
「 …気持ち込めてくださいよ。」
キッチンで、ワイングラスを片手にいつも以上に意地悪な笑顔を浮かべるジンオッパ。
いや様になるな………ごめんなんかムカつく。
「 どうしたんですか？どこかで頭でも打ちました？安心してください普段からあなたは変ですよ」
JN「 まじで可愛くないなこの野郎」
「 可愛いと思われなくて結構です」
これでも結構な照れ隠しなんだけど。
ジンさん無駄にイケメンで困る。
喋ったら窓拭きとか田舎のおじさんなのに何なの？本当になんなの？多少なりともメンバーのキラキラに慣れてきたけど、ジンオッパどう考えてもイケメンで頭にくる。
…私何言ってんだろ。
JN「 お前テヒョンのこと好きだろ」
「 はい………はい？！」
JN「 今更隠そうとしなくていいから。」
「 いや………私テヒョンのこと」
JN「 ファンなんだろ？」
「 へ？…あ、ああ〜！はい！ファンですはい…それは…はい」
JN「 A、酔ってる？」
オッパが私の頬に手を添える。
「 あ、あ、あ…………」
JN「 あ？(笑)」
「 ジナオッパこそ酔ってます？！」
JN「 酔ってねーよ」
どこかいつもと違う雰囲気だから触れていいのか分からなくて、戸惑う。ジンさんの持つ闇は他のメンバーとは少し違う。
他のメンバーが単純に自分のことで悩んでいるとしたら、ジンさんは、自分がどれほどグループにとって価値があるかについて悩んでいる。
「 …オッパ、」
JN「 テヒョンがお前に話があるってよ」
「 私はオッパに話が、」
JN「 俺は後でもいいだろ。ほら行ってこい」
流された感じがするけど、どうせ深く聞いても答えてくれないのは分かってる。
さっき暗い表情を浮かべていたテヒョンが気になったし、仕方ない。ジンオッパに会釈してその場を離れた。
リビングに戻るとテヒョンがいなくて、ジミンに聞くとバルコニーに戻ったと。
外に出るとフードを被ったテヒョンがいた。
その後ろ姿に自然と笑みが溢れる。
「 風邪引くよ」
TH「 …ヌナ」
結局、テヒョンに甘い私はその隣に腰を下ろした。
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愁(プロフ) - noenunaさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます^^ 帰国したばかりで心身共に疲れ果てていたのですが一気に元気になった気分です…そしてまさか共感してもらえる日が来るとは…これからも更新頑張ります；； (2019年10月30日 18時) (
レス) id: 5c1877f0f8 (このIDを非表示/違反報告)
noenuna - コメント失礼致します。本当に楽しく読みました。設定も凄く面白いです。何より主人公に共感できることがあまりに多く、虜になってしまいました。私も個人的に思うところがあり、勝手に作者様に対しても共感しております。更新を心から楽しみにしています。 (2019年10月29日 16時) (レス) id: f54cd9864f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁 | 作成日時：2019年9月22日 18時
