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JM side
テヒョン。僕の親友であり仲間。
『 あ〜…ヌナ今日も綺麗だなぁ』
『 俺が大人になりさえすれば…あと少し…』
『 ねえ聞いてよジミナ！これヌナが誕生日にってくれたんだよ！もう家宝にする！！！』
そんな彼の恋を、僕は一番近くで見てきた。というより聞かされてきた。
最初は、一目惚れだって言ってた。
その後決定的なことがあって、なんかズキュンときたって。
でも自分は子供だから相手にされるはずもないって遠くから見つめてたんだ。
それに、正直なところすぐに飽きるだろうと思ってた。
出会ったばかりの頃のヌナは何というか…確かに美人だけど幸薄そうで口数も最低限だったし、笑顔も見たことがなかった。
というのも、最初はただのスタッフだったからだ。
ヌナが僕たちの専属になったのはその一ヶ月後。
僕らが、確かに悪い人ではなさそうだと言った時誰よりも嬉しそうだったのはテヒョンだった。
『 テヒョンアはさあ…なんでヌナなの？もっと手っ取り早そうな人なんて僕らの周りにはいっぱい…」
TH『 …ほんっとジミナって猫かぶるの上手いよね』
『 事実じゃん。で？なんで？』
TH『 別に、ヌナが好きなだけで恋愛に興味があったわけじゃないし』
あの頃は分からなかったけど、今なら何となく分かるんだ。
愛とかそういう目に見えないものを信じられなかった時期を超えて、僕らは愛を知った。
TH『 幸せだったんだ。たった一日、僕にとっては全てみたいな時間だった』
『 へえ…』
TH『 あの華奢な肩に凭れて、目を閉じたら、そこには心配も不安もなくて。ただヌナの体温と匂いだけ感じられた。あんな穏やかな自分になれたのは久しぶりだったんだよ』
僕にとって、恋愛は重荷にしかならない。疲れるし。本気の愛とかわかんないし。だからテヒョンが大人に見えた。
「 テヒョンは、自分が恋愛をすることがどれだけ大変かちゃんと理解してるよ。ヌナがもし今彼氏がいてテヒョンのことを拒否してるなら仕方ないけど、そうじゃないなら…あいつのこと、否定しないであげてほしい」
貴方「 …彼氏がいるから拒否してるわけじゃないよ、ただ、私が…器用じゃないだけ」
そう言い切ると、もう寝なさいと向こうを向いてしまったヌナ。僕はもう少し聞きたかったけど、素直にはーいと答えて上を向いた。
まあとりあえず、ヌナに今彼氏がいないことは分かっただけでも良しとしよう。
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愁(プロフ) - noenunaさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます^^ 帰国したばかりで心身共に疲れ果てていたのですが一気に元気になった気分です…そしてまさか共感してもらえる日が来るとは…これからも更新頑張ります；； (2019年10月30日 18時) (
レス) id: 5c1877f0f8 (このIDを非表示/違反報告)
noenuna - コメント失礼致します。本当に楽しく読みました。設定も凄く面白いです。何より主人公に共感できることがあまりに多く、虜になってしまいました。私も個人的に思うところがあり、勝手に作者様に対しても共感しております。更新を心から楽しみにしています。 (2019年10月29日 16時) (レス) id: f54cd9864f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁 | 作成日時：2019年9月22日 18時
