＊ ページ22
YG side
結局、本日食卓に並んだのはAが作ったキムチチャーハンと卵スープ、そしてテヒョンご所望のチキン。
JN「 今日もチキン…」
貴方「 その発言、贅沢病ですね」
JN「 言いたくもなるだろ……一昨日もチキン、そのまた一昨日も…」
１つチキンを手にとって、もぐっと口に入れる。
するとAがじっと見つめて小さな声で呟くんだ「かわいい」って。
いつもそう。あいつは、俺の食べるところを見るのが好きらしい。
当の本人はチキンなんて興味ないらしく、毎日ぼーっと俺を見ながら皆んなの食べっぷりを見ながら終わる。
「 A、ちゃんと食え」
貴方「 あ、はい」
前はこんなことなかった。っていうか、ありえなかった、一緒に食事なんて。
どれだけ仲が良くても所詮はタレントとスタッフ。プライベートは割とあっさりとしてる女だったのに、初めて一緒に食卓を囲んだ日はまじで驚いた。
「一緒に食べた方が美味しい」と笑うから。
あの時のジニヒョンの顔未だに忘れられないわ。すげえ「は？」って顔したあとにデレッデレしてたもんな。拒否されてたけど。
JN「 てかジミナ、なにそれ。ルームウェア？なんでそんなホテルみたいなの着てんの？」
JM「 んふふ、ヌナとお揃いなんですー！」
隣に座ってたAの肩をぎゅっと抱いて、ジミンが得意げにヒョンの顔を見ると、全く表情管理をするつもりのない面々(テヒョン、ジョングク)がなぜか一斉に立ち上がった。
そのまま二人の元へ行きテヒョンがジミンの手を払い落とす。
TH「 しっしっ！悪党め」
JM「 へへーん。僕はヌナと仲良いからね！」
JK「 マウント取りなんて幼稚ですよ」
JM「 はあ？ヌナに自分のピアスつけさせてるくせによく言うよ、お前の方が重いわ！」
JK「 あれはヌナが僕のピアスを可愛いっていうから貸してるんですう」
JM「 生意気な奴めー！」
「 おい二人とも、Aの雷が落ちる前にやめとけ」
JN「 テヒョンア、お前は張り合わなくてよかったのか？」
TH「 あー………俺、張り合えることがなかった………」
JH「 え、こんだけ一緒にいて何もあげたことないの？！」
TH「 だ、だってアクセサリーとかは重いって思われちゃうかもしれないし、服も何でサイズ知ってんのって嫌がられちゃうと思って…嫌われたくなかったから…………」
まじか。普段あんだけやらかしてるくせに変なところ慎重だなおい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 286人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愁(プロフ) - noenunaさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます^^ 帰国したばかりで心身共に疲れ果てていたのですが一気に元気になった気分です…そしてまさか共感してもらえる日が来るとは…これからも更新頑張ります；； (2019年10月30日 18時) (
レス) id: 5c1877f0f8 (このIDを非表示/違反報告)
noenuna - コメント失礼致します。本当に楽しく読みました。設定も凄く面白いです。何より主人公に共感できることがあまりに多く、虜になってしまいました。私も個人的に思うところがあり、勝手に作者様に対しても共感しております。更新を心から楽しみにしています。 (2019年10月29日 16時) (レス) id: f54cd9864f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愁 | 作成日時：2019年9月22日 18時
