＊ ページ19
貴方side
YG「 これ、さっき自販機で買ったやつだけど…」
「 ありがとうございます。もう落ち着きました」
…因みに今貰った缶コーヒーは丁寧に持ち帰り家宝にしようと思います。
YG「 単刀直入に聞く。何でテヒョンのこと拒むんだよ。」
………いや、シンプルに考えて推しの熱愛相手が私は流石にトンチキ。それにテヒョンが恋してるのが例え私だとしても想像したくないし。
私は別に、付き合いたいとかそんなこと思ったことはなかったけどただ、なんか…………
ムカつくじゃん？私があげてるネックレスも、香水も、服も、ワンチャン彼女に行ってる可能性あるじゃん死にたいよね
オタクって基本死にたがりだからさ。いや死なんけどな！！！匂わせとかアホなことした推しなんかのために誰が死ぬか！！！アホらし！
「 いいですかユンギさん、悪い事は言わないから彼女が出来ても匂わせだけはしないでください。死人が出ます」
YG「 お前俺の話聞いてたか？」
「 …へ？」
YG「 だから、テヒョンの何がダメなんだよって言ったんだよ。あと俺は今自分のことで精一杯で恋だの何だの面倒なことはしない」
あ〜清々しい…好きだ………ユンギさんの落ち着いた口調に、荒ぶっていた心が落ち着いていく。
深呼吸して、もう一度向き直ってから、質問に答えるべく私は一度、カンAを放棄した。
「 テヒョンが好きだからですよ」
YG「 へえ…」
「 ステージで輝く彼が好きです。一スタッフとして本当に誇らしいです。彼が望む限りは、永遠にステージに立たせてあげたいと思います。」
図書館の一角みたいだ。
スタディカフェよりは静かで、学校よりは落ち着ける。
ただ人の話をじっと聞くその横顔は十分に信頼できた。
「 彼の努力を私はずっと見てきました。だからこそ、テヒョンの人生をこんなことでで水の泡にしたくないんです。」
きっとテヒョンが聞いたら、自分勝手だと、それは僕が決めることだと怒るんだろう。
だけどこれは、私なりの愛だ。
正解かどうかなんて分からないし、普通の人ならとっくにキスの一つや二つかましてるかもしれないけど…それでも私は今度こそバンタンを、テヒョンを守りたい。
YG「 あいつが理解するには難しいだろうな」
「 ユンギさんは分かってくれるんですか？」
YG「 当たり前だろ、お前が俺たちを見てきたように俺たちもお前見てきたんだから。」
…あー好きだわ。
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愁(プロフ) - noenunaさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます^^ 帰国したばかりで心身共に疲れ果てていたのですが一気に元気になった気分です…そしてまさか共感してもらえる日が来るとは…これからも更新頑張ります；； (2019年10月30日 18時) (
レス) id: 5c1877f0f8 (このIDを非表示/違反報告)
noenuna - コメント失礼致します。本当に楽しく読みました。設定も凄く面白いです。何より主人公に共感できることがあまりに多く、虜になってしまいました。私も個人的に思うところがあり、勝手に作者様に対しても共感しております。更新を心から楽しみにしています。 (2019年10月29日 16時) (レス) id: f54cd9864f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁 | 作成日時：2019年9月22日 18時
