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JM side
「 ヒョン！」
JN「 ん？」
「 今日、一緒に寝てもいいですか？」
JN「 …Aと喧嘩でもしたのか？」
「 いえちょっと、」
いつも飲むホットミルク。
ヌナが僕のためだけに作ってくれる、オーガニックシュガー入りの、美味しくて暖かい、僕だけの愛だ。
だけど昨日はそれを飲むことができなかった。
僕にとって精神安定剤のようなその愛を、受けることができなかった。
JN「 なんか飲むか？」
「 いや大丈夫。」
JN「 …話したいことって？」
話したいことがある。そう言うと、途端に目の色を変えたヒョン。常々思う。この人を敵にはしたくないと。言わないからまたタチが悪い。自分がどれほど頭が良く脅威になるのか分かっているのにも関わらず、それを公に出すことはしない。
賢いと思う。敵に、敵として見られない最善だ。
だけど味方としては、かえって非常に不安な存在であることも然り。
「 話す前に、約束してください。僕が聞くことに対して、ヒョンの正直な回答が欲しいんです」
ジニヒョンは、まさにそんな人だった。
自分のことに関しては寡黙な人で、僕らですら、音楽を通して初めて知ることが多かった。
大好きだったけど、それと同じくらい不安だった。僕らがその瞳にどう映っているのか、どこを見て歩いてどこを目指しているのか、分からないから怖かった。
僕の言葉に不快感があったのか、いつもより険しい顔をして「分かった」と呟いたヒョンは、ベッドに座った僕の顔が見えない椅子に座った。
誰にも言ってなかったことがある。
テヒョンがヌナの気持ちの行方を知っていたように、僕だけがヒョンの本当の気持ちを知っていた。
「 ヒョンは、本当に優しいですよね。」
JN「 そうか？」
「 はい。だって、大抵のことは許してくれるし、受け止めてくれるし、頼みだって聞いてくれて、僕ら弟が頼めば譲ってくれますよね。最後に取っておいたケーキの苺も、お気に入りのジャケットも、機会を待っていた映画のチケットも」
JN「 まあ…俺の幸せはお前たちの幸せだからね」
悔しかった。
大人であることを優先した二人が酷く腹立たしくて、ヌナの一挙手一投足に一喜一憂する心友が辛かった。
こんなのお節介だって分かってるだけど、苦しいばかりの恋を、大切な人にさせたくなかった。
「 だから、好きな人も譲ったんですか」
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愁(プロフ) - phantさん» ありがとうございます；； (2020年1月26日 3時) (
レス) id: 5c1877f0f8 (このIDを非表示/違反報告)
phant(プロフ) - なんとまぁ、心臓がギュゥっとなりました。おもしろかったです！！ (2020年1月23日 1時) (レス) id: 1fb91767b9 (このIDを非表示/違反報告)
愁(プロフ) - noenunaさん» noenuna様お久しぶりの更新となってしまい申し訳ないです…あけましておめでとうございます！現在書いているepilogueで今作品は終わってしまいますが、最後まで7つで1つの心に寄り添って書きたいと思います。。完結までどうぞ宜しくお願い致します^^ (2020年1月13日 2時) (レス) id: 5c1877f0f8 (このIDを非表示/違反報告)
noenuna - 愁様！お久しぶりです。新年のご挨拶でもしようかと迷っていたのですが、、そんな折に更新して下さって感無量です…！催促をするわけでは無いのですが、楽しみに待っておりましたのでとても嬉しいです。そしてあけましておめでとうございます！ (2020年1月12日 23時) (レス) id: e65e70218f (このIDを非表示/違反報告)
愁(プロフ) - noenunaさん» noenuna様お久しぶりです（ ; ; ）書こうか書くまいかひたすら悩んでいたグクの話を公開してドキドキしていました…これからも更新頑張ります^^ (2019年11月10日 18時) (レス) id: 5c1877f0f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁 | 作成日時：2019年11月9日 3時
