〜want to go back to those days〜

■ ページ38

〜昌暉side〜




Aがどんどん記憶を取り戻していく。

翼くんの事も含め、本当に良かった……!









でも、一番気になるのは超特急のこと。

次会いに来たら、きっとAは今までされてきたことを全部思い出すと思う。









それが良いのか、悪いのか。

俺には分からない。









『まーさーきー!!!』


昌「うわっ！
なに？ビックリしたぁー笑」


柊生「ビックリしたって、Aずっと昌暉に声掛けてたぞ？笑」

『そうだそうだ!!』


昌「ごめん！ボーッとしてたー」



『しっかりしろー爆笑』



駄目だ、Aの前で考えるのはやめよう








　







病院を出て、柊生と話をした。


柊「Aにあいつらの事を俺らから言うか、思い出すのを待つか。

昌暉、どう思う？」


昌「分からない。
どれがAにとっていいことなのか…。」



分からないなんて言うのは駄目だと思うけど、考えれば考える程ますます分からなくなる。


柊生「だよな、俺もわかんね。


ったく、Aのためのつもりがなんであいつらのために俺らが悩まなきゃなんねぇんだよ!」


柊生の言う通りだ。




あれから一回も病院に来ていない。



所詮、その位の覚悟なんだろう。









心の中ではまだAを邪魔者扱いしてるんだろう






「いつかこの12人でツーマンしような」






この約束をした時はすでにAへのいじめは始まっていた。









　









もう、超特急のこと信じられないよ。

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