～want to go back to those days～ (ページ24)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:54,052 hit

■ ページ24

～拓弥side～

＿＿拓弥、お前自分がしてきたこと分かってそれ言ってんのか!?

　

＿＿お前Aに超特急に要らねぇつったんだろ！

柊生にそう言われ、我に返った。

何が仲間だし…だ。

俺は………俺たちは、

Aから大切なものを奪い続けてきたのに。
　

柊生に言われるまでちゃんと気づけないなんて、ほんっと情けない。

～海side～

病院に着くまでは、飛び降りたことなんかどうでもよく感じた

あいつが……Aが全部悪いなんて思ってた。

でも、昌暉の聞いたことのない怒鳴り声で目が覚めた

2「、何やってたんだ、俺。」

　

年下の、しかも女の子に2年間暴言、暴力を振るい続けてきた最低な人間。

Aは、ずっと笑顔だった。

だからなんとも思ってないって思ってたけど、そんなのは自分達の都合の良い言い訳だった。

～晃一side～

龍二の目は本気だった。

EBiDANの仲間やけど、超特急の仲間ではないDISH//がこんなにAの事を思ってるのに、一番近くに居った俺らは何してんや。

何も悪ないAを殴ったりして。

匠海「見損なった。仲間だなんて思いたくねぇよ」

匠海に言われるまで何も思わなかった自分に腹が立つ。

～佑亮side～

団長、ずっと前から知ってたんだ…。

なのにずっと、僕らの前ではいつも通りに。
　

昌暉も先週一緒の仕事だったし。

　

どんだけ、僕たち周りが見えてないんだろう

周囲の変化に気づけなかった位、狂ってた。

Aが涙ひとつ見せないのを良いことに2年の月日の中、Aに対するいじめはエスカレートしていった。

いつも皆に笑顔をくれたのはAだった。

裏表のない、純粋な笑顔。

あの頃にはもう、戻れないんだ…………。

～祐基side～

Aの台本を破いたとき、初めて俺らの前でAが泣いた

そして、飛び降りた。

病院に着くとDISH//と団長が俺らを睨んでいた。

当然だけど。

俺と稜雅はAとお母さんの約束知ってた。

なのに俺がその夢を踏みにじり、Aのチャンスを消した。

人間として最低。

一緒に頑張ってきたメンバーを、2年間ずっといじめてきたんだ。

Aに謝れないなんて、嫌だ。

自分勝手だけど、一言ごめんだけでも良いから、ちゃんと謝りたい。