生きて、生きて、笑え 3

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たまにだけど

ほんとにたまに

自分がいちばん辛かった時期の夢を見る


＜今日も生きてるじゃん＞

＜馴染めないなんて変わってる＞

＜まじで邪魔＞

＜両親死んだんだって＞

＜一緒に死ねばよかったのに＞

これは夢だ

わかってても息の仕方を忘れる

涙が止まらなくなる

目が覚めてすぐ

衝動的になってキッチンに走る

消えてなくなりたいって思いたくないのに

思ってしまうくらい辛くなる

咄嗟に手に取ったキッチンバサミ

息が荒くなる

余計に涙も出てくる

誰か助けて



『 A、それ、俺に渡して、大丈夫 』

「ともっっ」

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