104 ページ7
.
.
Yusuke side
Aの話を聞いたとき、正直意味がわからなかった
普通の関係だとか、普通の恋だとか
“普通”にこだわる意味が僕には理解できなかった
そもそも普通って人によって基準が違うわけで、
僕にとったらAとの恋愛も普通だった
だって他人なんだから。
たしかにそこに血縁関係があれば、いけない事かもしれないけど、生憎僕たちに血縁関係はない
なにがいけないんだ。
でも、Aが放った一言でその疑問もなくなった
『もう佑亮のことは好きじゃない』
もしAが兄弟同士の恋愛はおかしいと思って別れを告げてきたのならば、僕は受け入れるつもりはなかった
だけど、好きじゃないと言われたなら話は別で
そう言われたら、この関係でいれるわけがない
だって、Aはもう僕のことは好きじゃないんだから
この時不覚にも、昔の恋愛を思い出してしまった
そして思わず言ってしまったんだ。
『Aまで僕を裏切るの?』と。
今となっては後悔している。
こんなこと言うべきじゃなかったんだ。
過去を引きずるのはよくない。
だなんてよく言うけど、
仕方ないんだよ
純粋な僕には分からなかったんだ…
あんな怖い罠があるだなんて。
.
.
120人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さーちゃんまん(プロフ) - NaaMさん» はい!!! (2018年11月11日 17時) (レス) id: f959b6caa5 (このIDを非表示/違反報告)
NaaM(プロフ) - さーちゃんまんさん» ありがとうございます!もう少しで完結しますので、もう少々お付き合いください!! (2018年11月11日 13時) (レス) id: 95a3eb5cce (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんまん(プロフ) - もどかしい…。でも面白い笑 (2018年11月11日 0時) (レス) id: f959b6caa5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すまいる。 | 作成日時:2018年10月24日 17時