揺れる恋心 3 (ページ6)

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玄関を開けると、

突如目に入ったのは拓弥くんの姿

拓「おう、おはよ」

「え、なんで？」

拓「いや…迎えにきた方がいいのかなぁって、わかんねぇけど」

「あ、そうだったんだ。ありがと」

拓「わりぃ、連絡すればよかったんだけど」

「うん…大丈夫！行こっか」

拓弥くんが来るなんて想像もしていなかった

てか待ってたってことは佑亮とも会ってるってことだよね？

……余計気まずい。

もしかしたらふたりの関係も崩れてしまうかもしれない

拓「なぁ、さっき佑亮と会ったんだけど、なんか機嫌悪そうでさ。なんかあった？」

やっぱり。

佑亮と会ってたんだ。。。

しかも不機嫌となればどう説明したらいいのかわかんない

「あ、、ちょっと喧嘩？っぽくなっちゃって」

拓「お前らも喧嘩なんかするんだな。あんだけ仲良かったのに」

「まぁ、ね」

拓「早く仲直りしろよな。めんどくせぇから」

「、、、うん」

仲直りできる日なんて来るのかな

そんな無謀なこと想像すらできない

「あのさ、朝は迎えに来なくていいよ！あたし朝不規則だから…起きるのとか日によって違うし！あの、迷惑かけちゃうから、、その」

これから朝、家まで迎えに来ることを考えたら

佑亮と拓弥くんを会わせるのは私にとってすごく負担だし、ふたりも嫌だと思う

わざと嘘の言い訳をして鉢合わせないように誘導した

拓「まぁ、わかった」

「帰りだけでいいよ」

強引にそう言って、自分が気まずくならないように仕向けた

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