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お店に入ってきたのは、
紛れもなく、佑亮と叶ちゃんだった
拓弥も気付いたようで、あっ、と声を出していた
佑亮たちも私たちにすぐに気付いたようで、目が合った時、佑亮はすごく青ざめたような顔色になっていった
叶ちゃんは笑顔で、席に着こうと佑亮の腕を引っ張るが、一向に動こうとしない
その時佑亮が叶ちゃんになにかを言って、お店を出て行ってしまった
その後を不服そうに追いかけて行った彼女
拓「俺たちがいたから気まずかったのかな」
「そうかもね、、、」
確かに、私たちに気付いてから明らかに様子がおかしくなった佑亮
でもまさか、放課後に叶ちゃんとこんなとこに来るだなんて思ってもみなかった
拓「あいつが女と2人でいるなんて珍しいな」
「え?」
拓「A以外の女と一緒にいるなんて今までじゃ考えられないから」
私はその時、佑亮の元カノのことを咄嗟に思い出した
絶対何かあったに違いない
「佑亮、前の彼女となにかあったの?」
私がそう言うと、拓弥はなんでそれを知ってるんだと言わんばかりの目をしていた
拓「なんで?」
「前に佑亮が、元カノといい思い出ないって言ってたし、拓弥だって女の子と一緒にいるの珍しいって言ってたから…」
拓「まぁ、、、Aには話しといたほうがいいかもな」
そう話を切り出した拓弥の表情は、とてつもなく曇っていた
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さーちゃんまん(プロフ) - NaaMさん» はい!!! (2018年11月11日 17時) (レス) id: f959b6caa5 (このIDを非表示/違反報告)
NaaM(プロフ) - さーちゃんまんさん» ありがとうございます!もう少しで完結しますので、もう少々お付き合いください!! (2018年11月11日 13時) (レス) id: 95a3eb5cce (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんまん(プロフ) - もどかしい…。でも面白い笑 (2018年11月11日 0時) (レス) id: f959b6caa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すまいる。 | 作成日時:2018年10月24日 17時