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「ありがと!送ってくれて」
あっという間に着いた自宅の前で、拓弥との別れ際
拓「おう。また明日な」
「うん。また明日」
その言葉を交わした後、拓弥が少し私から目線を逸らした
拓「佑亮と、、、」
「え?」
拓「あ、いや。なんでもねぇ。またな」
佑亮と言葉を言いかけて、なにを伝えたかったんだろうと不思議に思う
去って行く彼の後ろ姿を見ながら、偽物じゃない、素直な笑みが表情に浮かんだ
家に入ると、たまたま佑亮が階段を上るところに出くわした
ぱちっと目があった直後に目線をそらされ、何事もなかったかのように階段を上りだす佑亮の背中に向かって
「あ、、佑亮!」
思い切って声をかけると、上る足を止めてくれたが顔は私の方には向けてくれなかった
「あの、、、怒ってるんだったら、またちゃんと話そ?このままじゃ嫌だから…」
話しかけるのが怖くて、震えながら話す言葉
佑「………」
それでも、佑亮は私の言葉に返事をしてくれなくてそのまま自分の部屋に行ってしまった
「はぁ、、、なんで」
独り言を思わず呟いてしまい、涙が溢れそうになるのを堪える
でもどうするわけにもいかず、私もそのまま自分の部屋へ向かった
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さーちゃんまん(プロフ) - NaaMさん» はい!!! (2018年11月11日 17時) (レス) id: f959b6caa5 (このIDを非表示/違反報告)
NaaM(プロフ) - さーちゃんまんさん» ありがとうございます!もう少しで完結しますので、もう少々お付き合いください!! (2018年11月11日 13時) (レス) id: 95a3eb5cce (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんまん(プロフ) - もどかしい…。でも面白い笑 (2018年11月11日 0時) (レス) id: f959b6caa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すまいる。 | 作成日時:2018年10月24日 17時