検索窓
今日:16 hit、昨日:14 hit、合計:23,197 hit

252 ページ2

.
.






しばらくしたあと取引先の人が来て、会食が始まった。




会食といっても仕事の話をすることはほぼない。



ただ良い飯や良い酒を飲みたいがための口実と言っても過言ではないだろう。




俺はこんな時間を過ごすくらいなら1人で飯を食った方がマシだと前から思っている。


会食ほどめんどくさいものはない。









拓「ちょっと失礼します」






少し違う空気を吸いたいと思ったこともあり、尿意が襲ってきたタイミングで部屋を出た。




廊下を歩いていると、伊賀や福田が待機しているのは目に入ったが、青石がいない。




不思議に思いながらトイレへ向かうと、女子トイレから誰かが出てきて思わず立ち止まった。




すると、その人物は青石で。




まさかこんなタイミングで会うとは思わなくて、反射的に目が合うとビクッとしてしまった。




だからといって何も用はなく、咄嗟に目を逸らしてトイレの中へ入ろうとすると





「あのっ!」





と声をかけられて進む足を止めた。





「あの…」





震えるような声が俺に降りかかる。





「あの…どうして…避けるんですか?私のこと」



拓「…」





驚いた。


まさか青石からこんなこと言われるだなんて思わなかったから。



それでもなんて言葉にすればいいか分からなかった。



俺だってお前に聞きたいよ…そんなこと。





多少言葉に詰まったが、彼女と話そう口を開くと…









.
.

253→←251



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
91人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すまいる。 | 作成日時:2019年10月23日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。