サディスティックラブ～Side Story～ 4 (ページ41)

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苦しい。

今までこんなに無理して笑ったことがあっただろうか

なんでだよ…。

なんでこんなに…胸が痛いんだろう。

柊「それに、お前の彼氏とやらの社長さんを見たくて研修ここにしただけだし」

「そうなの？！」

柊「うん。だって他に行きたいとこなかったから」

「最低かよ」

柊「人聞き悪ぃな、誰のおかげでお前の仕事半分減ってると思ってんだよ」

「別に頼んでないでしょ！」

柊「お前がこれやれって言ってきたんだろ」

「あんたミスばっかりするから助かってないし、逆に増えてるんですけど！」

柊「お前なぁ、、、」

本当は社長と交際している話を聞く前に研修先は決まってたけど、咄嗟に社長を見るためだと嘘をついた。

でも実際にこんなやりとりをしてみて、やっと分かった。

きっとAは、

いや絶対、俺のことを友達としてしか見ていない

それはこれからもそうだろう。

今更そんなことに気付いて、今まで何をそんなに期待していたのだろうと自分を恥ずかしく思った。

俺たちはこれ以上でもこれ以下でもないのに…

この瞬間俺は何故か、酷い安堵感に包まれた。

それはきっと、もう頑張らなくてもいいと悟ったからだろう。

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