サディスティックラブ～Side Story～ 4 (ページ37)

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何事もなかったかのように、PCをいじりながら秘書室に入ってきたAを一瞬見ると、顔がほんのり赤くなっているのが気になった

柊「なんだった？」

「あぁ…あの…」

しどろもどろになりながらデスクに座ったA

なに動揺してんだよ…

「柊生のことバレた」

柊「バレたって？」

「知り合いだってことバレたの！」

柊「マジ？なんで？」

「話し声が聞こえたんだって。ほんとあんた声でかすぎ」

柊「なんだバレちゃったかー。つまんねー」

「あんたね…」

こんなことを笑って言ってるけど、本当に用事ってこれだけだったのだろうか。

柊「それで説教されてたの？」

「そ…そうよ」

柊「どんまいだなー」

「あんたのせいでしょ」

柊「てか、A顔赤いけどどうした？」

「え！？」

別に顔が火照ってる理由を詮索するつもりなんてないけど、どうしても気になって。

ちょっと意地悪がまいなことを言ってみた。

「うそ…この中暑いのかなぁ」

柊「そんなでもないけど。それに今戻ってきたばっかだろ」

「…社長室の暖房が効きすぎてたのかもしれない…」

柊「そう」

「うん…」

いやもうこれ、絶対。。。

あえて何とは言わないけど、そういうことだろ。

自分で聞いといて軽く傷付いてるなんてバカだな俺

でも、嘘があからさまに下手なAもどうかと思うけど。

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