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そのあと別に興味もない秘書の仕事を教えてもらいながら、ずっとAのことを考えていた
あ〜早く明日になんねぇかな。
福田さんもなんか怖そうだし、秘書ってAがなってるくらいだからもっと明るい人がいるもんだと思ってたけど、やっぱり厳格な人が多いんだな
俺には向いてねぇや
そんなことを思いながら作業をしていると、いつのまにか時刻はお昼を回っていた
俺ら学生は朝集まった会議室みたいなところで食事を摂るように言われているため、秘書室を出て元いたところに向かった
知り合いがいるわけでもないから、1人で買ってきた弁当を広げようとするとピコンとなったスマホ
画面を見るとAからのLINEで
A今どこ!?
という内容だった
柊生今昼飯食うところ
A今すぐ60階へ来い
柊生はーい
すぐに返事を返すと、文章からでも伺えるほどのお怒りのようで
そのままそっとスマホを閉じて弁当を鞄に入れると会議室を抜け出した
エレベーターに乗って60階まで行くが、どこか冒険しているようで心が躍る
でもきっとこんな楽しい想いをするのも束の間なんだろうな
60階にあるAがいるであろう秘書室の前に着き、控えめにノックしたあと平然と中へ入った
柊「失礼しまーす」
「失礼しますじゃないわよ！早くこっち来て」
柊「なんだよそんな怒っちゃって」
うわぁ、めっちゃ怒ってるなぁ…
まぁでもここまでは予定通りだけど。
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作者名：すまいる。 | 作成日時：2019年9月10日 19時
