どっきゅん特急

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ライブツアーを控えているこの時期は

ツアーに集中したいために

彼女のAとは会わないと決めている




これはお互いが話し合って決めたことで

Aも快く了承してくれた



だけど彼女のSNSをこっそり見たら

『寂しい』との一言だけ更新されていた



これを見た瞬間、今まで抑えていた欲が爆発して

今俺はAの家の前にいる




チャイムを鳴らせば

部屋着で出てきたA





「え、、、どうしたの？晃一」





晃「お前ちゃんと誰か確認してから開けろや。俺ちゃうかったらどうすんねんそんな格好で」





会うなりきつい言葉を浴びせても

Aはきょとんと驚いているばかり




晃「とりあえず入れてくれ…寒いやろ」




玄関に入った瞬間、

Aが飛びついてきた




「なんで？、、、会わないんじゃなかったの？」





晃「お前が寂しがってると思って会いにきてやったんやろ」




耳元でそう呟きながら

彼女の腰に手を回す





晃「寂しがり屋やもんな。Aは」




鼻をすする音が聞こえて

密かに泣いている様子がわかった




「会いたかったぁ、、」




晃「俺も。今日は一緒にいような」





そう言って

しばらく抱き合っていた




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