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父「俺ももう定年だろ。今まで会社にいた奴を社長にするのもいいが、やっぱり息子に継いでもらいたいんだよ」
拓「…うん」
父「強要するつもりはないが、悪い話じゃないと思うんだ。どうだ？」
拓「…ちょっと、考えてみる」
父「そうか。分かった」
俺がそう言うと、親父は少し嬉しそうな表情をして部屋から出て行った
ガチャンと音を立てて閉められたドアを境に、俺はベッドから起き上がって今度は床を見つめる
もはや俺に残された選択肢は、親父の会社しかないのかもしれない
片っ端から不採用の連絡を受け、友達も女も離れていった俺には何も残ってない
まぁ…友達も女も俺から離れたんだけど
今まで負け組だった俺が大企業の社長になったら周りの奴ら見返せるだろうな
こっから人生のやり直しってのもアリか…
どこの会社からも不必要とされていた俺を親父の会社が必要としているのなら
やってみてもいいのかもしれない
いつしか前向きに考えていた俺は、無意識にネットで親父の会社を調べていた
検索すると1発目に大きく載せられた会社の写真
Wikipediaまで作成されていて、親父がインタビューされている記事まで載っていた
まさかこんなに有名だとは思わず、すげぇ…と小さく呟いてしまうほど
ここの社長になるのかよ…俺…
考えたらなんだか身震いしてきて、自分の度胸の無さに落胆した
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すまいる。(プロフ) - まいさん» ありがとうございます！！さっそくそう言っていただけて嬉しいです泣。 (2019年6月23日 22時) (
レス) id: 95a3eb5cce (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - もう最高です。ありがとうございます！！ (2019年6月23日 19時) (レス) id: 2aba756c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまいる。 | 作成日時：2019年6月23日 19時
