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そんな消極的な勢いで臨んだ企画会議だったが、どういうわけか俺の企画が思いのほか良かったみたいで
部長に前向きに考えてみようと言われた
すごく嬉しいはずなのに、Aがいないと意味がないわけで
この気持ちの行く先も立ち止まったまま。
いつまでもこんな気持ちじゃダメだと自分に釘をさすも、自分でも驚くほどのテンションの低さにため息が出る
そして
そんな重い気持ちのまま、ついに定時を迎えてしまった
いつもAと駅まで帰っていたこの道のりも、ひとりぼっちで歩くことになる
それがすごく寂しくて辛くて、足取りが重いままエレベーターに乗り込んだ
1階のエントランスについて会社の入り口へ向かっていると、背後から聞き慣れた声が聞こえた
「祐基！」
祐「あ、夏海！お疲れ」
「お疲れ」
求めていたAが目に入ると嬉しくて嬉しくて、思わず笑みがこぼれた
祐「どう秘書は？」
「いや、もう無理！荒使いだよ」
祐「まぁあの草川社長だもんね」
「ほんと企画課に戻りたい」
眉を下げながらそう言った彼女から目を離せなくて、今すぐにでも抱きしめたい感情になった
そんな辛いなら戻って来ればいい
そう言えたならどれほど自分に自信が持てるだろう
でも俺がそんなことを言っても現状が変わらないことは分かっている
だから自分の気持ちを、すぐに押し殺した
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すまいる。(プロフ) - まいさん» ありがとうございます！！さっそくそう言っていただけて嬉しいです泣。 (2019年6月23日 22時) (
レス) id: 95a3eb5cce (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - もう最高です。ありがとうございます！！ (2019年6月23日 19時) (レス) id: 2aba756c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまいる。 | 作成日時：2019年6月23日 19時
