4 ページ4
.
.
家に帰ると既に帰宅していた父親に出くわした
正直このタイミングで会ったら言われることは分かってたから、ここ最近は鉢合わせないようにしていた
なのに…なんでだよ…
目が合うなりそのまま自室へ行こうとすると、案の定父親に呼び止められて仕方なく立ち止まった
父「お前、就職先決まったのか？」
拓「…まだだけど」
父「本当にうちの会社に入る気はないのか。俺はな、本当はお前に継いでほしいんだよ」
はぁ…うるせぇな
いい加減しつこいんだよ
そんな気ないっつってんのに
拓「悪いけど俺にはそんな度胸ないから。社長候補になるなんて荷が重すぎるし。自分に合った会社探すよ」
父「自分に合った会社なんて、見つかるのか？」
拓「え？」
父「今のお前にはやる気が見えない。どうせ内定もらえればどこでもいいとか思ってるんだろ。そんな気持ちだとどこも受からないぞ」
俺の考えを言わずとも見抜いた父親になにも言えないまま、俺はその場で自分の愚かさに気付く
分かってんだよ…
今のままじゃダメだなんてこと…
父「いいんだな。社長候補決めてしまっても。もう後戻りできないぞ」
拓「…あぁ。いいよ、それで」
吐き捨てるようにそう言った俺は、重い足取りで部屋へ向かった
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 275人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すまいる。(プロフ) - まいさん» ありがとうございます！！さっそくそう言っていただけて嬉しいです泣。 (2019年6月23日 22時) (
レス) id: 95a3eb5cce (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - もう最高です。ありがとうございます！！ (2019年6月23日 19時) (レス) id: 2aba756c21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すまいる。 | 作成日時：2019年6月23日 19時
