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拓「…いいんじゃない。それで」
吐き捨てるようにそう言えば、親父は安堵感を感じたように強張った表情が一瞬緩んだ
父「面倒なことに巻き込んですまないな、拓弥」
拓「…別に」
自分の部屋に戻ろうと思ったら、リビングのテーブルに置かれている手紙が目に入った
興味本位で覗き込んだら、封筒には“匠海へ”と書かれていた
拓「なにこれ」
父「え？…あぁ、それは」
俺が手紙を見つけるとは思わなかったのか、少しだけ戸惑いを見せた親父
父「遺書が見つかったんだ、副社長の」
拓「遺書？」
父「あぁ。読んでみろ」
親父に言われるがままに手紙を手にとって封筒から出すと、達筆な字で一言しか書いていなかった
拓「…匠海、ごめんな。幸せになれよ…」
父「自分はどうでもいいから匠海くんには幸せになってもらいたかったんだろ。副社長室の机から見つかった」
多くは語らずにこれだけ書いてあるということは、最後の最後まで息子のこと考えてたんだなと分かる
父「それ匠海くんは知らないから、言っちゃダメだぞ」
拓「…なんで？」
父「それはただの手紙じゃなく遺書だぞ？知らない方が幸せだろ」
親父の持論は分かるようで分からないような気もしたが、特に興味もないから適当に返事をして部屋に戻った
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すまいる。(プロフ) - まいさん» ありがとうございます！！さっそくそう言っていただけて嬉しいです泣。 (2019年6月23日 22時) (
レス) id: 95a3eb5cce (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - もう最高です。ありがとうございます！！ (2019年6月23日 19時) (レス) id: 2aba756c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまいる。 | 作成日時：2019年6月23日 19時
