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拓「ねぇ、会社の人間って…誰なの？」
父「…副社長だ。本当は、次期社長候補だったんだが…」
マジで…？
もしかして
俺のせいってこと…ある？
拓「俺が社長になるって決まって、その人どうなったの？」
父「次期社長候補は白紙になって、副社長のまま業務に当たってもらうつもりだった」
拓「…どうなってんだよ」
頭を抱えながらタクシーに揺られていると、病院の建物が見えてきて一気に緊張感が増す
到着してタクシーから降りると、駆け足で病院内に入って病室に向かった
案内された場所に行き着くと、その人の家族や社員の人が集まっていたが
そこは普通の病室ではなく、ICUと呼ばれるところだった
『社長！』
父「どういうことだ！？」
『今朝首を吊っているところを息子さんが発見して、すぐに救急車を呼んだので一命は取り留めたんですが、意識はまだ…』
ICUの中で横たわっているその人を見ると、昨日挨拶回りをした時に俺のことを睨んでいた人だと一瞬で分かった
その瞬間身震いがして、生まれて初めて恐怖を感じた
社員の人が親父に説明しているのを一緒に聞いていると、俺と歳が変わらないくらいの男がこっちを見ているのに気付いた
もしかして、こいつが副社長の息子か…？
泣いたことを物語るように目は赤くなっていて、俺のことを見るその目が
俺は少しだけ“怖い”と思った
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すまいる。(プロフ) - まいさん» ありがとうございます！！さっそくそう言っていただけて嬉しいです泣。 (2019年6月23日 22時) (
レス) id: 95a3eb5cce (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - もう最高です。ありがとうございます！！ (2019年6月23日 19時) (レス) id: 2aba756c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまいる。 | 作成日時：2019年6月23日 19時
