サディスティックラブ 7

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匠「人を自 殺にまで追いやっといてさぁ、呑気に説教？こっちはたった1人の家族だったんだよ。母親も兄弟もいなくて、唯一の肉親だったのに。そもそも君が父親の跡を継ぎたいなんて言わなければこんな事にはなってなかった。僕が今までやってきたのは当然の報いだろ」





拓「だったら俺に直接復讐しろよ。青石も村田も関係ないだろ」





匠「関係ないけど、社長が1番大切なのは青石さんでしょ？だったら大切なものを壊すのが1番いいでしょ」





「……」





拓「狂ってるな」





匠「おかげさまで。君のおかげで僕は変わったよ」





拓「…あ？」





匠「あーあ、こんなに計画が上手くいくなんて思わなかったなぁ。まぁ、最後はダメだったけど」





「…副社長」





匠「ふっ、悲しい？ぜーんぶ僕だよ。僕がやったの」





嘘だよ…


あんなに優しい副社長が、こんなことするなんて…






拓「福田、お前は近くにいて気付かなかったのか。こいつがやってること」





匠「福田は何も知らなかったよ。残念ながら」





佑「…いえ。薄々、気付いてました」





匠「え…」





佑「でも、私も…気付かないふりをしてました」





「福田さん…」





佑「私も…同罪です」






福田さんは下を向いてひどく落ち込んでいた



きっと福田さんは、副社長を信じたかったんだと思う




そうじゃなきゃ…



無理だよ…こんなの…






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