サディスティックラブ 4 (ページ48)

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車から降りると、それは山へ入る入り口のところだった

なんで山なんかに…

拓「これ、ちょっと登るんだけど、大丈夫そうか？」

「あ…もちろん！大丈夫です」

草川社長が先陣を切って進んでいくのを、私はひらすら着いていく

今日はスニーカーを履いてきたから良かったものの、ヒールだったらどうしてたんだろう

そんな思考に囚われながらも、緩い坂道を歩き続けた

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拓「これだ」

30分近く登ったのち

社長の言葉で、下を向いていた顔を上げると

そこにはすごい景色が待っていた

「うわぁ…」

それは、都内を一望できるような丘の上だった

辺りは真っ暗で、街の灯りがイルミネーションのように見える

拓「俺がよく来る場所。たぶん誰も知らない」

「なんで…」

拓「俺が悩んでる時とか、不安なことがあった時にここに来るんだ。そしたら自信がつく。俺が社長になるときもここに来て、覚悟を決めたんだ」

「へぇ」

拓「ここに連れてきたのは、お前が初めてだ。今までは俺だけの秘密の場所だったけど、これからは、お前との秘密の場所にしたい」

私の目を見てそう言った草川社長

そんなドキッとすること言われても…反応に困る

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