サディスティックラブ 4 (ページ33)

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「…ってことなの」

祐「そうだったんだ、、、」

「今まで黙っててごめんね。同じ会社だから言いづらくて…」

祐「いや、別に大丈夫だよ。俺がAの立場だったら、同じことするだろうし…」

祐基から出るひとつひとつの言葉が、無理して発しているようにしか思えなくてなんだか心が痛む

柊「ごめん、俺が変なこと言ったから」

「いや柊生は悪くないよ。私が言わなかったのが悪いから」

祐「…でもよかったね！！彼氏が出来て」

「え？」

先程まで暗かった様子の祐基が、いきなり明るく振舞っていて驚いてしまう

祐「Aの恋愛なんて久しく聞いてなかったからびっくりしただけ！よかったじゃん」

「あぁ…うん」

柊「、、、」

祐「あーいいなぁ。俺も早く彼女欲しいな」

そう言いながらオムライスを勢いよく食べる彼

ちょっと笑顔が引きつってるように見えたのは、私だけなのだろうか。

祐「あ～美味しかった！ごちそうさまでした！！」

「あ、うん」

柊「俺もごちそうさま」

ふたりして、食器をキッチンに持って行ってくれるけど、

その後ろ姿が少しだけ、虚しく見えた

私の勘違いだといいけど。

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