ツヅキ ページ7
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感情に任せて言葉を放ち、顔を伏せた。
由伸の顔を見たくなかったし、不特定多数の女の子に嫉妬している自分が情けなかった。
笑い声が聞こえた。
すごくやらかくて、馬鹿にしてる感じじゃないのはすぐに分かった。
顔は上げなかった。恥ずかしさが勝った。
「妬いたん?」
由伸がしゃがみこんで下からのぞき込んできた。
口元に笑みが残っていた。
目を細めて、私の大好きな笑顔で、私を見ていた。
妬いたかって?
そりゃ、まあ。
「ふ〜ん」
「でも、さすがにパーマは辞めれんなあ」
なにそれ、
反論しようとしたら頬に手が添えられた。
唇に柔らかい感触がした。
離れても、顔は近づいたままで、おでことおでこがくっついた。
「これはAだけ。」
満足できそう?
私の嫉妬も、独占欲も、全部包み込みやがって。
まあ、悪い気はしないかも。
(パーマ辞めないんかい)
(だってかっこいいんやろ?)
(調子に乗るな)
(はい否定しな〜い)
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由伸って関西弁であってますよね?!岡山だし、、、
同級生相手とかだったら方言出てた、、、はず、、、間違ってたらすみません違和感あってもすみません許して
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作者名:あさぎ | 作成日時:2021年10月31日 22時