77 ページ27
その翌日、イナズマジャパンの決勝の相手が韓国に決まった。
今日の朝から昼にかけてグラウンドの調整ということで
外周をした後は各自自主練だったが、
その間にグラウンドを泥のグラウンドに変えた。
決勝進出が決まってから、監督はこの工事を担当できそうな会社を探していた。
何軒か工事の以来の電話をし、断られていた頃、父に相談すると
ツテがあったのでそこにお願いすることになった。
そのため私は午前中父の会社の担当さんの付き人になっていた。
みんなが泥のフィールドに異議を唱えている間、私は工事の責任者の方にお礼を言っていた。
「工事お疲れ様でした。
難しい注文に答えてくださり、ありがとうございました。復旧の時もよろしくお願いします。」
「いえいえ。どうぞこれからもご贔屓に。」
担当さんにもお礼と別れを告げ、乾いたタオルを取り込んでから
グラウンドに戻るとリカと塔子がいた。
「あ！A！」
「リカ！今日もありがとうね。」
ふとグラウンドを見ると、みんな段々と泥のフィールドに慣れて来ていた様だった。
「いや〜面白い練習方法だよね。
得意先に電話かけまくって良かったよー。」
はっはっは。と笑うとリカに突っ込まれた。
「アンタホンマに言うてんのか？
こんな練習に意味あんのか？？」
「ん〜あるからやってるんだよー。」
「Aは監督さん大好きだな。」
塔子もリカも呆れているのか、やれやれと言ったような反応だった。
「(不器用なだけで凄い人なのになあ。)」
グラウンドを見ると、豪炎寺くんに目がいく。
一段と気合が入っているが、以前のような怖さはなかった。
すると
「A。」
突然監督によばれた。
「今回の練習にはお前の力が必要だ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あずきちょこ(プロフ) - 那縷々さん» コメント有難うございます。励みになります。 (2020年10月10日 12時) (
レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
那縷々(プロフ) - 久々にイナイレの夢小説読んで、当時凄く熱中してた気持ちを思い出しました。他の方とは違い読みやすいのでスルスルと内容が入ってきます。応援してます、頑張ってください (2020年8月29日 22時) (レス) id: 4ebe363740 (このIDを非表示/違反報告)
夢蜂(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます！！書いてると誤字になってしまうこともありますよね^ ^;あずきちょこ。様のペースで更新ゆるりと頑張ってください！ひっこり応援しております！！ (2020年8月26日 22時) (レス) id: 269f71c012 (このIDを非表示/違反報告)
あずきちょこ(プロフ) - 紅羽さん» 何度もお手間をかけてもらってすみません。今その漢字の変換が何故か出て来ないので調整中です。しばらくお待ちください！すみません。ご指摘ありがとうございます！！ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 何度も申し訳ないのですが、とびたかの「とび」は鳥の鳶の方ではなく、飛ぶという漢字ですよ！気になってしまったので…重ね重ね申し訳ありませんm(_ _)m (2020年8月15日 23時) (レス) id: a3482aa509 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年8月4日 11時
