７（小話） ページ7
その日の帰り
今日も鬼道くんは一緒に帰ってくれたので４人で帰路に着いていた。
「・・・て言う事があってね・・・・・・・・。
なんで理事長が私の事知っていたのかも分からないし、
そもそもなんで私がトレーナー？？」
さっき影山に言われたことを３人に伝えると、みんなかなり驚いている様子だった。
当たり前だろう。選手では無いにしろ、サッカー経験のない私がスカウトされるとは誰も思わないだろう。
「私、ポ◯モントレーナーにしかなった事ないよ！」
ポケ◯ントレーナー発言に３人は、はははと少し声を出して笑うと、佐久間が私に質問をした。
「話によると、A、お前はバレーをしていたんだろ？強かったのか？」
彼の問いに「ん〜・・・」と言いながら少し考えてから口を開く。
「３年間全国優勝はした。あとはまぁ、６年の時の全国大会では優秀選手賞貰ったけど、ねぇ。でもバレーだし。サッカーは関係無いよね。」
「いやそれは十分すごいだろう・・・」と佐久間の言葉に続き、鬼道も声を上げる。
「お恐らくそれが大きく関わっているのだろうな。他のスポーツの経験者からの視点が加わることで俺たちのサッカーはより強く深いものになっていくだろう。」
鬼道のなそう言うとニヤリと笑い「よろしくな。」と言った。
「それはそうと、なぜ総帥はAのことを知っていたんだ？」
その源田の問いに対して鬼道は「ふっ・・」と鼻で笑いこう言った。
「簡単なことさ。Aのお父様は有名なIT企業の社長だ。
鬼道家とも繋がりがある。
それにお母様は芸術家でその絵に何億もの値がつく事もあり得る有名な方だ。
俺の父もその作品をいたく気に入っている。
実を言うとお前の話は昔から父に聞かされていたんだ。A。」
「なるほど、それなら総帥がAの事を知っていてもおかしくは無いな。」と納得している様だが、
私はしていない。
「そんな繋がりあるとは知らなかったし、なんなら母さんがそんな有名だたなんて事も初耳だわ。
母さん可愛いから人が寄って来てるのかと思ってたもんね。」
「何で教えてくれなかったんだろう。」と言う私の言葉に、
３人は苦笑した。
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あずきちょこ(プロフ) - ルルさん» ご指摘有難うございます！ご感想にも感謝です！有難う御座います。 (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄い面白いです！後、鳶高と書いてありましたが、飛鷹だったかと… (2020年7月3日 18時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年6月24日 3時
