３ ［第1章］ 雷門中サッカー部が復活する日まで ページ3
帝国学園入学式当日。
何も考えずクラスに入るとそこには佐久間くんがいた。
自己紹介もまだなので高鳴る鼓動を抑えつつ、何もせずに席に着いた。
まあ、バッチリ目が合ってしまった訳だが。
幸い窓際だったため、外を眺めているうちに
難なくホームルーム前の時間を過ごすことができた。
式のため、廊下に整列する様に担任に支持された際、
数人の女子生徒と話したが、特に他に変わったことは起きなかった。
帝国学園。名は体を表すとはこのことか、
と思うほどの大きく凄みしか無いホールで式が執り行われた。
理事長の挨拶では当たり前だが影山零治が話しをしていた。
「(本当に帝国学園に来たんだなあ。私は。)」
その後に行われた学活で前の席の子からプリントを受け取ったとき、
驚きのあまり私は固まってしまった。
「・・・？
どうした？後ろのやつが待ってるぞ？」
源田くんだった。
「あ、いや、なんでもないよ。ごめんね、源田くん。」
周りを見ない様にしていたため、全く気づかなかったが、源田くんの隣は佐久間くんだし、私の隣は寺門くんその後ろの席には辺見くんがいたのだ。
「(帝国に来るって決めた時点でもう接触は避けられないのは分かっていたのに。と言うか、接触する気満々だったのにね・・・。私は一体何を思って接触を絶とうとしてたんだろう。せっかくこの世界に生まれてきたんだから満喫しないと。)」
そこからはもう彼らと仲良くなるしか無かった。
その日の帰りは源田くん・佐久間くんと共に帰った。
「Aは部活とか決めてるのか？」
近くのショッピングモールのフードコートでアイスを食べている時、源田くんにそう尋ねられた。
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あずきちょこ(プロフ) - ルルさん» ご指摘有難うございます！ご感想にも感謝です！有難う御座います。 (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄い面白いです！後、鳶高と書いてありましたが、飛鷹だったかと… (2020年7月3日 18時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年6月24日 3時
