126 帝国の呪縛２ ページ26
Mr.Kと話し終えてジャパンのベンチへと向かった。
それと同時に円堂くんたちジャパンのメンバーも私のところにやって来る。
「A。どうしてここにいるんだ。
それも、影山のところに！」
佐久間くんは少し怒った声で言った。
「おいおいお前、知らなかったのかよ。こいつ、前々からこの辺を行き来してたんだぜ。
それがまさか影山のところだとは知らなかったがなァ。」
不動くんがそう言った。彼は私がイタリアエリアに通い詰めていた事は知っていたらしい。さすがだ。
「A、お前どうして・・・。」
「…まずは謝るよ。迷惑かけて、不安にさせてごめんなさい。
どうしてっていうのの答えとしては、
自分に足りない知識が得られると思ったからだよ。
あの人に従うって決めるまでにはそりゃ、脅し、みたいなことも言われたけど・・・。
決めたのは私だよ。みんなに秘密にしようと決めたのも私だから。
みんなにどう思われても仕方がないことをしたと思ってる。
今回の試合では私はこっちのチームにいるように言われている。でも決めるのは私じゃなくてチームのみんなだから。
どうするか、決めてほしい。勝手なこと言って申し訳ないけど・・・。」
しんと静まった後、円堂くんはポンと私の肩を叩いていった。
「Aはジャパンのメンバーだ。今日も俺たちのサポートをしてくれなきゃダメだ！
そして明日からの練習でも必要なことを俺たちに教えてくれよ！」
「円堂くん・・・。」
「危険じゃないのか？そいつはMr.Kに何かするように言われているかもしれないじゃないか！」
イタリアチームからはそういった声が多く聞こえた。
「確かにそうだね・・・。それに関しては証明することも難しいね。
だけどあちらの手の内を知っているのはいくら何を言われようとも変えようのない事実としてある。
一つ言えることとしては、あっちのチームのキャプテン、デモーニオくんは鬼道くんを目指して養成されている子だよ。「鬼道有人」を超えるべくサッカーをしている。だからプレイスタイルはかなり似ていると思う。禁術の改良とかも・・・手伝ったし・・・。」
「・・・・！禁術！？」
佐久間くんの顔が青くなった。
私だって禁術なんてもうまっぴらだった。でも・・・あの禁術を完成させることができたら・・・・そう考えるとちょっとワクワクしてしまったんだ。
「・・・・そうなるとやはりAにはチームにいてもらった方がいいな。」
トレーナーとしての心眼（帝国の呪縛３）→←125 帝国の呪縛１
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雪音(プロフ) - 更新分読ませていただきました。更新されてとても嬉しいです！ (7月18日 23時) (
レス) id: 0c7dabd8c6 (このIDを非表示/違反報告)
あずきちょこ(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！！とっても嬉しいです！更新頑張りますね！ (7月8日 19時) (レス) id: ff52b3536b (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - とても面白いです！できれば更新して欲しい (5月27日 13時) (レス) id: c510f125c3 (このIDを非表示/違反報告)
あずきちょこ(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！！今後ともよろしくお願いいたします！！ (2021年9月27日 18時) (レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
あずきちょこ(プロフ) - 遊星さん» ありがとうございます！少し忙しくしていましたが、そう言ったお声があると嬉しく、頑張れそうです！ありがとうございます！！ (2021年9月27日 18時) (レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年10月10日 15時
