８中忍試験 ページ8
「それでは、試験開始！！！！」
忍特有のこの走りにも慣れた者だ。
木々を走り抜け、私たち3人は駆け出した。
「とりあえず、数日隠れられそうなところでも探そうぜ。」
シンくんの言葉に、コウくんも黙って頷いた。
「え？その間に誰かに先越されたりしない？」
私がそうたずねると、コウくんが珍しく答えた。
「殺せばいい。」
その言葉に少し動揺した。
コウくんはそれを察したのか、「まあ、他の奴らがそう簡単にクリアーできるとも思えないが。」と付け加えた。
私たちは隠れるのにちょうど良さそうな洞窟を見つけると、
コウくんの傀儡で調査し、中が安全だとわかると、洞窟内に身を潜めた。
そこで私たちはもう一度試験内容を確認した。
会場である山の何処かに封印されている巻物を持ってスタート地まで戻ってくること。
１隊につき巻物は１つで合格となるが、１箇所につき巻物は2つ封印されている。
封印は５カ所で、私たちの隊には「空」と書かれた腕輪が配られた。
「見た所腕輪の文字は他に、月と日の二つあったな。
まあ、他にもあるかも知れないが。
ともかく。この腕輪が封印解除に関係するとみて良いだろう。」
シンくんの言葉に、コウくんも頷く。
「(すごい。試験前からかなり周りを見ているんだ・・・。)
ねえ。そしたらさ、この腕輪が封印解除に関わると仮定して
１箇所の封印につき２つの巻物っていうのを考察すると、
この空の字とそれ以外の文字が必要だったりするのかな。」
「ああ、そう考えられるな。」
シンくんは話しているうちに粘土で鳥とクモ、モグラを作り、術を発動した。
「こいつらが封印の場所を探してくるはずだ。それまでAは寝てろ。
果報は寝て待てって言うしな。うん。」
確かに。と思い私はお言葉に甘えて少し寝ることにした。
「最近眠れてなくて・・・・・ホントに寝ちゃうから、ちゃんと起こしてね・・・・。」
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名無しデス〜☆(プロフ) - 応援してます❗️ (2022年2月22日 18時) (
レス) @page29 id: 01494ce546 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 10話でやっと気づいた。名前が違うとこうも別の人間に見えるんかぁ…（芸術は爆発だ〜!!笑） (2021年1月27日 23時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年8月4日 12時
