月の香り〜バレーと楽器と月〜

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「お疲れ様です。今日はもう遅いので、早く帰ってゆっくり休んでくださいね！」



「それじゃあ、解散！！」



「有栖川サン、」



「月島くん。かえろ！」





僕が何か言わなくとも、最近は僕が期待した言葉を口にしてくれる。

「うん。

お先でーす、」



肩を並べて…って並べられないけど、2人で帰った。



「第一回目春高向け合宿おつかれさまです〜」


「おつかれ。」


てくてく。といった効果音が似合いそうな小動物のような彼女。

「ホント、今日も小さいねぇ〜」


「ひとちゃんより大きいし。1センチだけ…明日はオフだし、早く帰ってたっぷり寝る！身長のばすし…！」


「ぷ、1日で無理デショww




そんな睡眠dayを妨害してしまうお願いで申し訳ないんだけどさ







明日、食事行かない？」

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