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ある日。



「Aちゃん!梓樹ちゃん!
ちょっときてー!」





「あ!やっちゃん!」



「ひとちゃんだ。どうしたの??」





「えっとね…あのね、わたし今バレー部のマネやってるんだけど…3年生が引退しちゃったら私一人なの。

それだとやっぱりキツいなっていうか、心細いっていうか…。

あー悪い人とかはいないし、人間関係の不安とかではないんだけど」





大変なのだろうし、一人では辛いのだろう。


メンバーのことをかばう辺り本当に悪い人はいないんだろうと彼女は思った。


あの、ビビりの谷地仁花が言うのだから。




「…バイトのシフト次第かな。あとはバンドとね。」



「わたしも同じく〜」




「あ!ほんと?考えてくれるんだね!!!

あ、一応だけど、見学に一回来て欲しいから、二人のちょうどいい日でいいし、また声かけてくれる??


えっと…4組のバレー部員でも…」



「あぁ!やまくんに言えばいいのね!」



「月島くんもいるよ」




「あ!そうなんだ!じゃあ、その2人にでも伝えてもらってもいいし、私に直接でもいいから!」





じゃあね〜といって教室に戻るとすぐに山口が話しかけてきた。

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作者名:あずきちょこ | 作成日時:2017年8月20日 14時

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