182(side玲於) ページ37
1人で進む虚しい家までの道
外のまだ冷たく感じる風に当たっていたくて
歩いて帰ろうと決め人通りの少ない道を歩く
見かけた後ろ姿に
タクシーを飛び出したはいいけど
自分勝手に連れ出して話をした後だっていうのに
腑に落ちない俺
｢｢Aちゃんは仲良いお友達なだけ？？｣｣
｢｢Aちゃんだって1人の女の子なんだよ｣｣
数時間前に
黎さんから言われたことを思い出す
最近みんなして口をそろえてなんだ。って
同じことばっか言ってくんなよって
Aのことを言われるたびに思った
でもみんなが言ってることの意味を
1番よく分かってたのは自分かもしれない
それでも今の関係ぐらいが丁度いい
そう思ってみんなの言ってることの意味が
分からないふりをしてた
でも亜嵐くんと仲良くなってくAを目の当たりにして知らないフリなんてできなくなってて
ああ、この気持ちは認めざるおえないなって
さっき亜嵐くんの家に帰ってくAを見て思った
亜嵐くんの言うことなんて聞かなくていい
ほかのヤツの家になんて帰したくない
こんなのAのことが好きとしか
言いようがねーじゃん。
分かってないフリなんて
最初からできてなかったのかもしれない
それでもいま好きだって
認めるとなんとなくつっかえてたものがなくなった感じがしてラクになった
スマホを取り出し電話のマークをタップする
履歴の上の方にある
見慣れた名前に電話を繋ぐ
プルルル♪ プルルル♪
｢、、、もしもし？｣
玲於 ｢もしもし、亜嵐くん？遅くにごめん。｣
最近亜嵐くんとAの距離が縮まってる
それは明らかだった
亜嵐 ｢おつかれ、笑
大丈夫だけど、、、どした？電話なんて｣
玲於 ｢ん？ちゃんと話さなきゃいけないかなーって思ったことができたんで。笑｣
この気持ち、認めたからには正々堂々と
亜嵐 ｢ふふふ笑、面白い話だといいけどな〜笑｣
俺がこれから話すことなんて
粗方、予想はついてるだろうけど
こんな風にふざけちゃうとこが亜嵐くんらしい
玲於 ｢亜嵐くん、この間言ってたよね？
Aに本気だよって。｣
亜嵐 ｢、、、うん。｣
玲於 ｢俺もね、ちゃんとわかったよ。
Aが大事だって。ちゃんと1人の女の子として。｣
亜嵐 ｢ふふ笑、そっか。笑｣
玲於 ｢うん。だからね、亜嵐くんにはちゃんと先に言っとくべきかなって。｣
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くうか(プロフ) - また、続きが読めて、めっちゃ嬉しいです！ (2018年9月30日 15時) (
レス) id: d5ab094ab4 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - このお話大好きすぎて更新停止中って分かってるのに何度も読み返してしまいます！！(笑)また更新楽しみにしてます！ (2018年9月26日 10時) (レス) id: d9de67caab (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - ありがとうございます！ (2018年5月5日 8時) (レス) id: b9e4ac9f31 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 渚さん» コメントとっても嬉しいです！学校が始まり不定期更新ですが、作品の方をよろしくお願いします！ (2018年5月5日 0時) (レス) id: 2e6205ed7c (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - この作品大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2018年5月3日 13時) (レス) id: b9e4ac9f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおさん | 作成日時：2018年4月19日 13時
