その一言がほしくて。

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A ｢ん〜、、｣

目が覚めるともう窓の外は真っ暗で
何時！？って思ってつけたスマホは
18時半を表示してる




A ｢寝すぎた〜｣

大きな独り言を言いながら
乾かさずに寝ちゃって
まだ湿ってる髪を乾かしにいく




料理頑張るって決めたのに
起きたらこんな時間って、、、笑


まあいいやって
今日は手抜きでお味噌汁と簡単な一品ものにして夜ご飯を済ませる




スマホにりえからの通知が入ってるのみて
あ！玲於くん！らいん！って
今朝の出来事を思い出して

急いでラインを開く





A ｢開いたはいいものの、、なんて送るの。笑｣



こんばんは！
改めてまして一ノ瀬あおです、、



、、いやいや固すぎだわ。笑


うーん、、
正解が分からない、、笑



もういい、こんなの考えてもムダだ！笑
こういうのはノリでいけるやつ！って
自分で言い聞かせて思いついた文を打ち、迷う間もなく送信のボタンを押した



ちゃんと連絡よこせって言ったからには
そっちもちゃんと返信くださいよ。笑


心の中でそう呟いて
他の友だちへの返信を次々に終えていく




A ｢りえ！追加公演当たったの！｣

しかも一公演、一緒に行こ〜って！
もう、、私なんて全敗だったのに、、
ありがたすぎる。。




いっちゃんに、壱馬くんに、
会えるぅぅ



見た瞬間に
[行きます！！ありがとう！ホントに死ぬほど感謝してるっっ！]
ってりえに返信して



早速パソコンを開いて
私は参戦服を探し始めた





あれもいい、これもいいなんて思って見てたら
もう時計の針は12を指してて


明日は大学の友だちと映画だし寝よっかな




ベッドに入ってスマホをつけると
りえの通知の上に"REO SANO"って、、


A ｢返信きた、、｣

しかも10分前。
てことは今お仕事終わったのかな？



とりあえずトークを開こうと
ラインを起動させる


返信する内容決めてから既読つけた方がいいかな
そんな考えがよぎって
トークを開くのを躊躇った


タララ タララ タララン♪
タララ タララ タララン♪


私のスマホがバイブで揺れながらなり始める


画面には
REO SANOから着信中



A ｢え！！え！なにこれ！｣


電話！？
なんで！え、切れちゃう。どうしよ！

なんて焦ってたら手を滑らせてスマホを落とした



拾って画面見たら

｢もしもーし！聞こえてますかー？？｣

って玲於くんじゃない人の声が
スピーカーになってるせいか
大音量で部屋に響いた

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