第八百九十二話：まるで親子 ページ31
女将「それもそうね。」
そう言って「ふふふっ」と笑う。
女将「ごめんなさいね、蜉蝣ちゃん。不躾な事言ってしまって。」
A「い、いえ・・///(微笑」
ちょっとぎこちなく笑う。
A「じゃ、じゃあ、私達はこれで・・。」
女将「うん。また依頼すると思うけれど、その時もよろしくお願いするわ。鴛鴦さんによろしく言って頂戴ね。」
A「はい、では失礼します。(微笑」
女将「えぇ。それじゃ、色々あるけど頑張ってね。(微笑」
人鳥に対して言った。
人鳥「は、はい！」
女将に別れを告げて歩き始めた。
・・・・・・・
先程と同じようにして歩く四人。
だが、Aは先程の事で人鳥と手を繋いで歩くのをやめていた。
A「・・・//」
先程のことが余程の事で頭から離れられないのか、ちょっと顔が赤いA。
それを見かねて人鳥が言ってきた。
人鳥「だ、大丈夫ですか？蜉蝣さん。」
A「う、うん。大丈夫だよ。ちょっとびっくりしただけ。」
「あはは・・」と笑う。
A「人鳥君もびっくりしたでしょ？私と『親子』だなんて言われて。」
人鳥「い、いえ・・むしろ＿」
A「？」
人鳥「ぼ、僕としては、そのっ・・悪い気がしなくて、蜉蝣さんが親でも、いいかなと、思いました。」
A「え？」
その言葉を聞いて立ち止まる。
人鳥も後ろを歩いている狂犬と蝙蝠も立ち止まる。
人鳥「あ、貴方は、優しい人です。さっきみたいに、僕の手を握ってくれましたし、仕事の事とか色々と聞いてくれて・・・相談にも乗ってくれて、助かっています。」
A「・・・。」
人鳥「で、ですから・・あの、あの、あの・・・。」
次の言葉を探そうとどもる人鳥。
それに対してくすっと笑った。
人鳥「・・・？」
A「・・・ありがとう、人鳥君。(微笑」
人鳥「い、いえ！」
そう言ってまた歩き出した。
それに続いて人鳥が歩き出し、狂犬と蝙蝠も歩き出す。
そんな時人鳥が＿
・・ぎゅっ
A「！」
先程の状態だったように蜉蝣の手を握ってきた。
A「人鳥君？」
人鳥「え、えっと・・・こうしても、いいでしょうか？」
A「・・・。」
人鳥の大胆とも言える行動に驚く。
人鳥「だ、駄目ですか？」
それにまたくすっと笑って、
A「ううん、いいよ。(微笑」
そう言い、手を握り返した。
仲良く手を繋いで歩く二人。それは本当に親子のようにも見えなくはなかった。
それを一番感じ取って見ていたのは狂犬と蝙蝠。
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雨晴(プロフ) - 青龍さん» こんばんわ〜ありがとうございます(^^) 頑張らせていただきます！ (2017年7月24日 22時) (
レス) id: 3adc52b091 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 完結おめでとうございます！新しい小説でも頑張ってください！ (2017年7月24日 21時) (レス) id: ba867b1983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨晴 | 作成日時：2017年6月10日 1時
