第八百九十一話：親子のように ページ30
そんな会話をしている二人。
狂犬「・・何か、Aちゃんお母さんみたいね。」
蝙蝠「・・そうだな。」
二人の目には、Aと人鳥が親子のように見えていた。
そんな時、周りからこちらへ声が聞こえてきた。
？「おや＿＿蜉蝣(かげろう)ちゃん。」
A「？」
名前を呼ばれて立ち止まり、その方を向くと、居酒屋の女将が声をかけていた。
A「あ、女将さん！こんにちはです。(微笑」
女将「こんにちは。相変わらず礼儀正しいねぇ。今仕事帰り？」
A「はい。戻って報告するところです。」
女将「そうかい、そうかい。そういえば、この間のあんたんとこの鴛鴦さんって人、良い人だったよ〜。見かけだけじゃなく手際も良いし、二人分の労働力があってこっちは大助かりさね。」
A「でしょう？鴛鴦さんは女の人も見習いたいほどに良いもの持ってますから。(微笑」
女将「ほんとよ。立ち振る舞いを見て昔の自分を思い出したわ。あたしもあんな風に元気にやっていたけれども・・最近は疲れやすくってねぇ・・。」
A「あ、じゃあ今度疲労回復を促す薬をあげましょうか？」
女将「え？いいのかい？」
A「はい。うちは薬の方も販売しておりますので、差し上げますよ。」
女将「それは嬉しいねぇ〜！じゃあお願いするわね。」
A「はい。(微笑」
女将「ところで、後ろの二人も、お仲間さんかい？」
女将が視線を向けると、狂犬と蝙蝠は軽くお辞儀をした。
A「はい。」
今度は人鳥の方に目を向け、
女将「じゃあその子は・・・・蜉蝣ちゃんの子かい？」
A「えっ！？」
人鳥「・・・え？」
狂犬/蝙蝠「！」
何とも衝撃的な発言をされた。
A「え、あ、い、いやっ！違います！この子は、同じその・・同僚、です。」
女将「あら、そうなの？」
そんな女将に蝙蝠がAに近付いて女将に言ってきた。
蝙蝠「まぁうちも色々あるんですわ。というより、こいつには婚約者がいるんですよ。」
A「！？」
女将「あ、そうだったの！？ごめんなさいね！蜉蝣ちゃんとその子が手を繋いで楽しそうに会話してるもんだから、てっきりそうなのかと思ったわ〜。」
笑いながら口の辺りに手をあてがうようにして、もう片方の手で手招きするように振った。
A「///」
顔を赤くする。
蝙蝠「それに蜉蝣にこのぐらいの子どもがいるんなら、こいつの年齢はもっとあるじゃないすか。」
A「なっ！？」
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雨晴(プロフ) - 青龍さん» こんばんわ〜ありがとうございます(^^) 頑張らせていただきます！ (2017年7月24日 22時) (
レス) id: 3adc52b091 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 完結おめでとうございます！新しい小説でも頑張ってください！ (2017年7月24日 21時) (レス) id: ba867b1983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨晴 | 作成日時：2017年6月10日 1時
