第八百八十九話：・・・それから＿ ページ28
・・・・・・・
＿＿＿尾張・城下町
快晴の空、卯月の頃。
賑やかに様々な人が道を歩き、商売人の声が聞こえてくる。
その中で、仕事をこなしている最中の者の声が聞こえる。
それは、呉服屋の店の中から始まった。
呉服の主人「いや〜！本当に助かりました。おかげで今日中に仕上げなければならない着物を仕上げることが出来ました。」
？「喜んでいただけて何よりです。(微笑」
主人が話をしている相手は、群青色の着流しに、白色の帯に赤い紐、黒い足首辺りまである履物を履き、草履を履き、頭に着流しと同色の三角巾を着け、左側の触角と言える長い髪に青色の紐のような布を髪飾りとして巻き付け、上で結んでいる女性と話をしていた。
＿＿髪は空色、髪飾りを付けてある上にくせっ毛に、赤い髪を見せている。後ろ髪は触角よりもかなり短く、うなじが見えるぐらいの長さで目は澄んだ天色に紫の燐光。
＿＿鑛Aだった。
呉服屋の主人「これで依頼主に怒られずに済みます。どうぞ、約束の依頼料です。」
そう言われ依頼料を渡された。
A「はい、確かに頂きました。」
袖口にしまう。
呉服の主人「しかし、貴方の器用さは本当にうちでも雇いたいほどのものです。どうですか？うちの店で働くってのは。」
A「そう言っていただけるのは嬉しいのですが、お気持ちだけ受け取っておきます。今の稼業が性に合っていますので。」
その言葉に主人は笑い、
呉服屋の主人「そうですよね。ちょっと言ってみただけですので、お気になさらず。」
冗談のつもりで言っただけだった。
A「ふふっ。(微笑」
それにくすっと笑う。
A「では、また何かあれば依頼してください。」
呉服屋の主人「はい。どうもありがとうございます。仕事ではなくお客様としていらした際は、お礼をさせてください。」
A「それは・・・ありがとうございます。(微笑」
二人は店の入り口まで移動した。
呉服屋の主人「本当にありがとうございました。」
頭を下げる主人。
A「はい、それではまた。(微笑」
Aは呉服屋の主人に別れを告げ、店を離れた。
・・・・・・・
仕事を終えたAは道を歩いていた。
A「これで一つ終えた・・・えっと、あとは・・＿」
他に依頼されている仕事の確認を頭の中で整理していた時、突如後ろから＿
ッ！
A「わっ！？」
誰かに両肩をぽんっ！と叩かれた。
後ろを見るとそこにいたのは＿
狂犬「仕事、終わった？」
第八百九十話：依頼終わり→←第八百八十八話：新たな生活への幕開け
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雨晴(プロフ) - 青龍さん» こんばんわ〜ありがとうございます(^^) 頑張らせていただきます！ (2017年7月24日 22時) (
レス) id: 3adc52b091 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 完結おめでとうございます！新しい小説でも頑張ってください！ (2017年7月24日 21時) (レス) id: ba867b1983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨晴 | 作成日時：2017年6月10日 1時
