第八百八十二話：客人の多い日 ページ21
右衛門左衛門「・・・。」
否定姫「そうね・・・別にいいけど、あんたはどうなの？」
隣にいる彼に問う。
右衛門左衛門「私は構いません。」
否定姫「だそうよ？」
A「・・・。」
彼女はふっと笑い、言った。
A「では、その時はぜひ・・よろしくお願いしますね。」
「にひっ」と笑った。
右衛門左衛門「・・・。」
答えずにただ、Aを見ていた。
否定姫「・・じゃあ、私達は出発するわ。」
A「はい、お気をつけて。」
否定姫「えぇ、また会いましょ？肯定姫。」
A「はい。(微笑」
そうして、Aは否定姫と右衛門左衛門に一旦別れを告げて、見送った。
・・・・・・・
＿＿屋敷内・昼過ぎ
再び戻り、今度は三人で武器庫などを見ていた。
A「これ・・いらないよね？」
水苗翔「そうですね・・・こんなには、いりませんね。」
おおよそ見て、槍やら弓やら刀やらいろんな武器が収納されてあった。
数は相当あり、百以上はあるだろうと思われる。
A「これ・・・熱で溶かして、新しい武器とかって出来ないかな？苦無とか。」
火苗菊「半分は売り物にした方がよろしいと思われます。もう半分は残してその少数を加工するというのはいかかでしょう？」
A「・・・そうだね。こんなにはいらないもんね。戦争する訳じゃないし。」
そう話していると＿
＿＿＿
三人「！」
気配を感じた。
だが、今までのものとは違っていた。
A「・・・二人共。」
水苗翔「今度は僕らも行きます。」
火苗菊「こればかりは出向かない訳にはいきません。」
A「うん、お願い。」
ッ
再び屋敷を出た。
・・・・・・・
＿＿屋敷外
ッ
外へ出た。
三人「・・・。」
目の先にいたのは＿
鬼「・・・よぉ。」
案の定、鬼がいた。
火苗菊「あんた、何しに来たのよ！」
鬼「死に損ないに話をしに来たんだよ。」
水苗翔「そんなの聞けるか！」
昨日の事で二人は怒りを露わにする。
A「・・・。」
だがAは戦闘態勢に入っている二人を手で止めるように示して、前へ出た。
水苗翔/火苗菊「！」
・・ザッ
鬼の目先まできた。
鬼「・・・。」
A「・・・話とは、何でしょう？」
鬼「・・・。」
Aの変わった姿を見ていた。
色々と言おうと思っていたが、それを抑えて本題に入る。
鬼「あいつ等と暮らすんだろ。」
A「そうですよ。」
第八百八十三話：道具、新たな名→←第八百八十一話：新たな姫の誕生
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨晴(プロフ) - 青龍さん» こんばんわ〜ありがとうございます(^^) 頑張らせていただきます！ (2017年7月24日 22時) (
レス) id: 3adc52b091 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 完結おめでとうございます！新しい小説でも頑張ってください！ (2017年7月24日 21時) (レス) id: ba867b1983 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨晴 | 作成日時：2017年6月10日 1時
