第八百六十四話：彼等の伝えたいこと ページ3
真っ直ぐな目で十二頭領を見る。
A「・・・。」
返答を待っていると、鳳凰が言い出した。
鳳凰「・・それが、お主の話なのか？」
A「・・はい。」
鳳凰「・・我等が、所有者だと、決めたのか？」
A「貴方方以外に、思いつく人物なんていません。」
鳳凰「・・・そうか。」
他の頭領達「・・・。」
A「・・・。」
返答と思っていたが、呼び出した理由を問われ、内心不安に駆られる。
その時、鳳凰が言い出した。
鳳凰「A。」
A「！・・はい。」
鳳凰「その答えを返す前に、我から話をしても良いか？」
A「？・・はい。」
鳳凰「実は頭領達で相談して決めたことを、お主に報告しようと思っていたのだ。」
A「？」
鳳凰「我等は＿＿＿ここ縁郷へ移住する事にした。」
A「・・・え？」
前々から言っていた、"例の話"を・・・ようやく本人の前で切り出した。
当の本人は、あっけに囚われている。
A「・・え？・・え？」
目をぱちくりさせ、動揺している。
鳳凰「指揮官の者同士で話し合いをした後、頭領達で再度話し合いをした。同意を得て今日に、里の者達にそのことを話した。」
A「・・・・だけど・・・私の事とか・・その・・。」
鳳凰「言いたい事は分かっておる。無論、そのことについても話した。」
A「全て、ですか？」
鳳凰「全てだ。」
A「・・・・それで、里の方々はなんと？」
鳳凰「やはり驚きはしておった。・・・だが、お主の贈り物のおかげで話は無事まとまった。」
A「・・・喜んでもらえましたか？」
鳳凰「あぁ。『久しぶりに腹が満たされた』と言っておったぞ。それに、文の内容も皆が聞いていた。・・・一様にして、『大丈夫だろう』という事だ。」
A「え・・・じゃあ＿＿」
鳳凰「＿＿＿＿満場一致で、我等真庭忍軍は縁郷へ移住し、住むことを決めた。」
A「・・・！」
目を見開いて、驚く。
鳳凰「ちなみに、水苗翔と火苗菊には既に話を済ませている。二人の同意も得ての結果で、あとはお主だけとなったが・・・答えは先程ので既に出ているから、特に問題ないとみえるな。」
A「・・・。」
だが、Aは驚きから一変して、思い悩んでいる表情になる。
鳳凰「？・・どうした。」
A「・・・貴方方は、その後どうするおつもりですか？」
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雨晴(プロフ) - 青龍さん» こんばんわ〜ありがとうございます(^^) 頑張らせていただきます！ (2017年7月24日 22時) (
レス) id: 3adc52b091 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 完結おめでとうございます！新しい小説でも頑張ってください！ (2017年7月24日 21時) (レス) id: ba867b1983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨晴 | 作成日時：2017年6月10日 1時
