第八百七十三話：挨拶 ページ12
水苗翔「・・だって＿」
火苗菊「長い事一緒にいましたから。」
そう言って二人は笑った。
釣られてAも笑う。
A「・・・(微笑」
と、その時＿
＿＿＿
A/水苗翔/火苗菊「！」
外の方で気配を感じた。
A「・・私、行ってくるね。」
火苗菊「・・・。」
A「いい？」
火苗菊「・・はい。お願いします。」
A「じゃあその間、よろしくね。(微笑」
そう言って＿
ッ
外へと向かった。
・・・・・・・
＿＿屋敷外
ッ
外へ出た。
A「・・！」
目の先にいたのは＿
七花「・・よっ。」
七花、とがめ、七実の三人だった。
だが、七花はいつもと服装が違っていた。
その姿は・・・まさしく、七花が尾張城へ乗り込んだ時に来ていた登城服だった。
A「皆！どうしたの？」
三人の元へ駆け寄る。
とがめ「そなたに挨拶をしに来たのだ。」
A「挨拶？」
とがめ「あぁ。」
A「っていうか・・七花、その服・・。」
七花「ん？あぁ、これか。とがめから貰ったんだ。どうだ？」
A「・・・。」
少しばかりその姿に見入っていた。
とがめ「？」
七花「・・似合ってないか？」
七花が尋ねると、ふっと笑い＿
A「・・ううん。凄く似合ってる。(微笑」
七花「そうだろ？」
笑う七花。
A「うん。これ以上ないくらいに似合ってるよ。とがめとお揃いだね。(微笑」
とがめ「なっ！？」
七花「まぁ、これは元はとがめのやつなんだけどな。」
A「あ〜やっぱりそうなんだ。なんか七花の体型にしては妙に小さいなって思ってたんだよ。」
肌が大きく見えている所を見て言う。
七実「だからもう少し大きめの、貴方に合う着物を身につけなさいって言ったのよ。」
七花「これがいいんだよ。それに、今更他の服選ぶなんて面倒だし。」
七実「全く・・。」
小さな溜息をつく七実だった。
とがめはというと、Aの「お揃い」という言葉にちょっと顔を赤くしていた。
とがめ「・・//」
A「・・ところで、とがめ。話が脱線しちゃったけど、挨拶って何かな？」
とがめ「え？・・あ、あぁ！えっと、それはだな・・私達の今後の経緯をそなたに伝えたくてな。」
A「？」
言い出す。
とがめ「＿＿＿これから、七花と共に旅に出るのだ。」
A「・・・え？」
「旅に出る」という言葉で、一瞬思考が停止する。
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雨晴(プロフ) - 青龍さん» こんばんわ〜ありがとうございます(^^) 頑張らせていただきます！ (2017年7月24日 22時) (
レス) id: 3adc52b091 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 完結おめでとうございます！新しい小説でも頑張ってください！ (2017年7月24日 21時) (レス) id: ba867b1983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨晴 | 作成日時：2017年6月10日 1時
