第五十話：双方の夜 ページ5
白鷺「なだ前名たっわ変。」(変わった名前だな。)
川獺「んで、そいつが俺達のことや幕府のこと調べているって言ってたけどよ。幕府に貢献したいなんて嘘だってことは確定だな！」
蝶々「元々きな臭いとは思っていたけどよ。こうも簡単に情報が明かされるなんて随分間抜けな奴なんだな。」
狂犬「あたし達のこと調べてるってことはあたし達真庭忍軍を殺すって意味じゃない。バレバレよ。」
蜜蜂「僕達に何らかの恨みがあるのでしょうか？」
鴛鴦「さてね。でも命を取られることを知った以上はその時がきたらそれなりの対応をしないとだねぇ。」
喰鮫「同感ですよ。しかもその火成汰という方は相当な実力者なのでしょう？もしその時ということが来たらぜひ手合せ願いたいですねぇ。楽しみですねぇ楽しみですねぇ。」
鳳凰「いずれにせよ。人鳥、ご苦労であったな。」
人鳥「い、いえ！」
鳳凰「では、その火成汰ということが我等や幕府に何らかの手が加えられることが分かった。人鳥、蝙蝠、引き続き何か分かったら我等に伝えてくれ。」
人鳥「は、はい！」
蝙蝠「おうよ。」
鳳凰「では、解散。」
・・・・・・・・・・・・・・・・
＿＿縁郷・夜
その頃いつものように二人は過ごしていた。Aは書類に目を通しており、Aは火成汰の服のほつれた部分を直していた。
火成汰「・・・なぁAお前に聞きたいことがあるんだけどよ。」
A「ん？何？」
火成汰「お前何か俺に隠してることないか？」
A「え？ないよ。」
火成汰「・・・本当か？」
A「うん。」
火成汰「・・・・そうか。ならいいんだが。」
A「どうしたの？突然そんな事言い出して。」
火成汰「あーいや、何でもない。悪かったな！それじゃ俺はもう寝るわ。おやすみ。」
A「うん、おやすみ。」
パタンッ
A「・・・。はぁ〜危なかった〜！」
息を吐き静かに言った。
思い浮かべるのは、真庭忍軍のそれぞれの顔。
A(・・・このままでいいのかな。兄さんを説得するのは難しそうだし、でも上手く言えば納得してくれるかもしれない。)
A「・・・今度でいいから説得してみようかな。」
Aは神無月の月になったら、火成汰に話そうと思った。
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雨晴(プロフ) - 春夢さん» はい、何とか書いていきたいと思っております。コメント兼小説をご覧いただきありがとうございます！ (2016年8月14日 12時) (
レス) id: 3adc52b091 (このIDを非表示/違反報告)
春夢 - 更新頑張ってください！ (2016年8月14日 12時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨晴 | 作成日時：2016年8月10日 1時
