第四十九話：補佐の情報 ページ4
＿＿二日後、真庭の里・夜
鳳凰の元へAの書状が届いた。
『ー拝啓、真庭鳳凰様へー
ご心配頂きありがとうございます。それに、こんなに早く返事を書いて下さるなんて思っていませんでした。皆さんの会いたいという気持ちとても伝わってきました。次に会える日は神無月の中旬です。皆さんの来訪お待ちしております。
歯車A』
鳳凰「・・・ふむ。次に会えるのは神無月の中旬のようだ。」
白鷺「か後月ヶ二・・。」(二ヶ月後か・・。)
狂犬「やったわ！意外と早いじゃない！」
蟷螂「だが返事も早いな。」
蝙蝠「兄ちゃんを説得できたってことだろ？ならいいじゃねぇか！きゃはきゃは！」
喰鮫「その時期は私達も特に都合が悪いわけではありませんからねぇ。」
海亀「だが、今度は全員という訳にはいかぬだろうな。」
川獺「だな！それぞれ仕事があるしよ。まぁ俺達のこと理解してるし、そこんとこも心配無用だろ！」
蜜蜂「そうですね、僕達もその間仕事をしっかりやらなければAさんに怒られてしましますからね。」
蝶々「お前にしては珍しくはりきってんじゃねぇか？Aの影響ってのは凄いもんだなぁ。」
蜜蜂「僕はいつでも本気ですよ！」
蝶々「どうだか。」
すると戸が開いた。任務で帰ってきた鴛鴦と人鳥だ。
鴛鴦「ただいま戻りました。」
鳳凰「ご苦労であった。でどうだった？」
二人は正座して座る。
鴛鴦「はい。＿＿やはりあの狐の面を付けた男、何やら不穏な動きがあります。」
蟷螂「例の補佐のことか。それで、何か分かったのか？」
人鳥「はい。えっと、その者は、何やら幕府に関する資料や、ぼ、僕達真庭忍軍のことを調べているみたいです。あ、あと、い、今から十五年前の城下町で起こった大火災についても何らかのことをし、知っているみたいです。」
海亀「わしらのことを調べて何をするつもりだ？それに、十五年前の大火災とは何だ？」
蝙蝠「あぁ、それは聞いたことがあるぜ。何でもある屋敷に住む一族が蝋燭の火の消し忘れでそれを寝ている間に誤って落っことして、そのまま一族は全員炎に焼かれ死亡。だっつー話だけどよ。なんだってそんな十五年前も前のやつの、それもただの人災の一件を今更調べているんだ？」
人鳥「そ、それは分かりませんが、その者の名前が判明しました。偽名では灸日と名乗っていますが、＿＿＿本名は火成汰と言うそうです。」
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雨晴(プロフ) - 春夢さん» はい、何とか書いていきたいと思っております。コメント兼小説をご覧いただきありがとうございます！ (2016年8月14日 12時) (
レス) id: 3adc52b091 (このIDを非表示/違反報告)
春夢 - 更新頑張ってください！ (2016年8月14日 12時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨晴 | 作成日時：2016年8月10日 1時
