QuizKnock 短編集3

お出掛け。kwmrさん ページ46

日が昇って、カーテンの隙間から光が入ってくるような、日曜日の、朝。

「AさんAさん」

『んぅー、、はぃ、、』

「朝だよー」

『きょー、は、おしごと、おやすみ、でしょ、』

「今日はお出掛けするってAが言ったんでしょう」

『んん〜？は！お出かけ！！』

「やっと起きた。ご飯出来てるから」

『はぁーい！！！』

今日は久しぶりに両方1日オフだから、気休めに2人でお出掛けする約束してたんだ！

河村さんが用意してくれた美味しい美味しいご飯を食べて、

1番お気に入りの服を着て、ふわっと髪も巻いて。メイクもいつもとはちょっと違う。

久しぶりのお出かけだもんね、浮かれてもいいよね。...あと、あんなに整った顔の河村さんの隣歩くには、これぐらい必要、だもんね！！

『お待たせしました！行きましょ！！』

「今日いつもと違いますね」

『河村さんの隣歩くにはこれぐらいしないとやっていけないんです！！』

「いつでも可愛いのに。でもその服も髪もメイクも似合ってますよ、可愛い」

服のことも髪のこともメイクのことも全部気づいてくれるなんて。さすがすぎる。

『ここ寄っていいですか？？』

「はい、行きましょう」

やってみたかったんだよね、河村さんが選んだ服着てみたかった！！

『うわ〜これもいいな。河村さん、どれがいいと思います？？』

「なんでも似合うよ。全然流行知らないんだよね自分は」

『どっちが私に着ててほしいですか？笑』

「強いて言えばこれかなぁ...」

『よし！これ買います！！』

いい感じに服も揃って。

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