QuizKnock 短編集

・ ページ17

山本side


『ありがとう、、ございました』

少し涙目で、顔を赤く染めた君が隣で微笑む。

「ううん、僕の方こそごめん。

助けに行こうと思ったのに僕が助けられてるし、

大人気なくて無視しちゃって、

体調悪いのも気づいてあげられなくて。

悪いのは僕だよ。ほんと、ごめん。」

『山本さんは悪くないですよ？？』

「え？」

『だって、だいっきらいな人も助けてくれるんですもん。さすがです！』

「！！！」

びっくりして顔を向けた先には、、

涙を流した君。

『助けに来てくれたかっこいい山本さんも、それなのに私に助けられた可愛い山本さんも、いまこうやって隣歩いてる山本さんも、』


『どの山本さんも、【私は】大好きです！」


無意識に、、

君を抱きしめていた。


「ごめん、ごめんね、勢いで大っ嫌いとか言っちゃって、ほんとは好きだよ、大好きだよ。僕の方が好きだよ、」

精一杯力を込めて言った。

『いたいです、よぉ、やまもとさん、』

「へへ、Aちゃんが可愛くてぇ、

このまま、て、つないで帰ろっか。」


オフィスに帰って伊沢さんに「あれ、なんでコンビニ行ったのに何も買ってこないの？」って言われたのは、別のお話。




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終わり方微妙、、超絶妄想です。

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